32 告白と一緒 ページ32
あぁ･･････やっぱり失恋なんだね。
泣きたい。でも聞かなきゃ。
｢この年で好きな子いるとか恥ずいんだけど｣
｢全然！ ･･･････羨ましいです｣
｢･･････俺が？｣
｢･･････相手の人が。大野さんに好きになって貰えて｣
大野さんの気配が変わった。
こっちを見てる。でも、私は恥ずかしくて見れない。
･････こんなの、告白したのと一緒だもん。
手が震えそう。
｢やっぱりややこしいこと話すの後にする｣
言うと、大野さんは私に膝を向けた。
恐る恐る顔を上げると、大野さんが私を見たことのないような真面目な顔で見ていて、胸が痛いくらいに高鳴った。
こんな時になんだけど、大野さんって凄くハンサムだ。うちの会社はみんなイケメンだと思うけど、私には大野さんが一番かっこよく見える。
｢好きだよ｣
一瞬、何を言われたかわからなかった。
｢え？｣
｢えっ！ 聞いてなかった!?｣
｢ごめんなさい！ ･････カッコイイなぁって見惚れちゃってて｣
｢えっ？｣
｢あっ！｣
お互い驚いた顔で目を合わせた。
でも直後に私は真っ赤になった。
え!? あれ!?
さっき大野さん、好きだって言わなかった!?
え!? 私のこと好きでいてくれてるってこと!?
それに私もカッコイイって言っちゃったし！それってもう告白したのと同じだし！
信じられない気持ちでいたら、大野さんがぼそりと言った。
｢んじゃ付き合う？｣
｢いいんですか!?｣
｢っていうか、つきあって欲しい。･････おいらの子になってくれる？｣
甘えたような声がいい声過ぎた。
思わずうんうんって頷いて告白しちゃってた。
｢好きです！｣
｢うん。ふふ、おいらも｣
信じられない！
でも死ぬほど嬉しい！
大野さんが私のこと好きだって言ったよ!?つきあってって。
･･････どうしよう。
幸せ過ぎる。
私はあまりの幸福に息も出来なくなって胸を押さえた。
｢嬉しい･････｣
｢かわええ｣
大野さんは照れてはにかんでたけど、まっすぐに気持ちを伝えてくれた。
｢A、おいらの彼女になんのか･･････。すげぇ。やったぁ｣
私なんてそんなに喜んで貰えるような人間じゃないのに。でも大野さんを喜ばせてあげられてるならこんな幸せなことはない。
この瞬間、一生忘れないって思った。
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ao(プロフ) - ひつじーさん» ひつじー様こんにちは。萌えていただけて良かったですー。あの手で引っ張られたら、どこにだって行きますよね!? また遊びにきてくださいねー。お待ちしています！ (2019年4月10日 9時) (
レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - 蜂須賀さん» 蜂須賀様こんにちは！最高の褒め言葉をありがとうございます！全部、私が意識して心掛けている事柄をどんぴしゃで褒めていただいて、最高に嬉しいです。毎日更新と話数、重要ですよね!?まぁ無理な時もありますが(笑)。今後もよろしくお願いします。 (2019年4月10日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» kei様こんにちは。私もリーマン智君大好物ですー。服装は設定してませんので、スーツでもカジュアルでも、ご想像くださいね。また遊びにきてくださいねー。待ってます！ (2019年4月10日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ひつじー(プロフ) - 萌えてます〜ドキドキしてます〜手！あの手で私も引っ張られたいです！！(^ω^) (2019年4月10日 4時) (レス) id: 38fc399fe7 (このIDを非表示/違反報告)
蜂須賀(プロフ) - はじめまして。毎朝ムズキュンさせてもらってます。話も好きだし、毎日更新かつ話数も多く、今一番好きな作者さんです！これからも楽しみにしています (^^) (2019年4月9日 17時) (レス) id: 3645ec60b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年4月5日 6時
