22 福利厚生万歳 ページ22
･･････知らない間に妖しい福利厚生を活用していた自分が憎い。なんだか禁断の扉を開けてしまった心地だった。
染まりたくない。染まりたくないのに染まりかけてる。
相変わらずうちのお姉様方は凄い･･･････。
そういえば、私に社員旅行でツイスターゲームをさせたのもお姉様方だった。
私もいつかあんな風になるんだろうか。
･･････怖い。怖すぎる。
っていうか、大野さん逃げてー！
｢大野さんのプールに着いていくのは金輪際禁止にして下さい｣
私が細い目で言ったら、二人は文句を言った。
｢一人だけで見ようっての？｣
｢私ももう見ません！ だいたい、彼女に悪いじゃないですか｣
すると堀田さんがきょとんとした顔で言った。
｢大野君って彼女いたの？｣
え･････。
堀田さんは知らなかったの？
すると、慌てた様子の西田さんが、堀田さんを引き寄せて、小声で押し付けるように言った。
｢大野君に彼女がいること、あんたも知ってたでしょうが！｣
｢え？あ、ああ、うん。そうね！そうだったわね！もちろん知ってるわよぉ？｣
･･････目が泳いでて胡散臭い。
どういうこと？
私は考えて、堀田さんに尋ねた。
｢ショートカットの背の低い人でした？｣
｢そうね、美人だった｣
･･････あの時見た人は背の高いロングヘアだった。
西田さんが堀田さんの足を踏ん付けた。
｢あんたが見たときは短かったんでしょ？今は確かロングヘアーじゃなかった？｣
｢え？そうそう、今はロングヘアーだったわね。そういえば背も、低いっていうほど低くはなかったような･････｣
･･････口裏合わせてる感がハンパないんですけど。
どういうことだろう。
でも私が見たのは見間違いじゃなかった。
大野さんが女の人と一緒にいたのは事実だ。
二人の態度が変でも、彼女はいるんだと思う。
昨夜は諦められそうだと思ったけど、結局諦められないでいる。窓際の席で唇を尖らせながら集中してタブレットペンを動かしている大野さんの姿は今日も愛しいばかり。
長期休暇まであと3週間。
ちっとも諦められそうにない。
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ao(プロフ) - ひつじーさん» ひつじー様こんにちは。萌えていただけて良かったですー。あの手で引っ張られたら、どこにだって行きますよね!? また遊びにきてくださいねー。お待ちしています！ (2019年4月10日 9時) (
レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - 蜂須賀さん» 蜂須賀様こんにちは！最高の褒め言葉をありがとうございます！全部、私が意識して心掛けている事柄をどんぴしゃで褒めていただいて、最高に嬉しいです。毎日更新と話数、重要ですよね!?まぁ無理な時もありますが(笑)。今後もよろしくお願いします。 (2019年4月10日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» kei様こんにちは。私もリーマン智君大好物ですー。服装は設定してませんので、スーツでもカジュアルでも、ご想像くださいね。また遊びにきてくださいねー。待ってます！ (2019年4月10日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ひつじー(プロフ) - 萌えてます〜ドキドキしてます〜手！あの手で私も引っ張られたいです！！(^ω^) (2019年4月10日 4時) (レス) id: 38fc399fe7 (このIDを非表示/違反報告)
蜂須賀(プロフ) - はじめまして。毎朝ムズキュンさせてもらってます。話も好きだし、毎日更新かつ話数も多く、今一番好きな作者さんです！これからも楽しみにしています (^^) (2019年4月9日 17時) (レス) id: 3645ec60b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年4月5日 6時
