21 怪しい先輩 ページ21
｢昨日はどうして二人を送り込んできたんですか？｣
｢ん？ ･･････面白そうだったから？｣
｢西田さん!?｣
私が怒ったら、ゴメンゴメンって笑ってハンズアップした。
｢Aちゃんがプールに行くみたいって言ったのは確かに私よ？ 一緒に行きたがってたけど言えないみたいって言ったのも私。でもそれを言ったのは櫻井君にだけだから。大野君も着いていくとは思わなかったわよ？｣
･･･････じゃあ、大野さんは自分の意思で来てくれたっていうこと？
･･････嬉しいけど。
でもなんだか怪しくて、にわかには信じられなかった。
西田さん、何か企んでる？
｢まぁいいです｣
諦めて仕事を始めた。
｢よっ！Aちゃん、さすが男前！｣
男前？ どこかで聞いたフレーズだよ？
あ、大野さんが言ってくれた言葉だ。
･･････まさか西田さん、のぞき見してませんよね？
｢ところで大野君の身体はどうだったわけ？｣
思わず仕事の手が止まった。
｢か、か、か、身体っ!?｣
朝からなんてことを！
｢見たことあるけど、結構引き締まってたわよねぇ｣
聞き捨てならない言葉に目をむいた。
｢どうして西田さんが見てるんですか！｣
焦って迫る私に西田さんは余裕そうに笑った。
｢あーら、ここの女性社員はみんな見てるわよぉ？｣
｢だからどうしてですかっ｣
西田さんは意味深な流し目で私をチョイチョイと呼び寄せると小声で言った。
｢･･･････ストレスが溜まったらね、イケメンがプールに行くのに着いていって、こっそり見学してるのよ。目の保養ってやつ？ みんないい身体してるけど、私は松岡さんがイチ押しだわ。やらしい身体してるんだから。今度見てみてよ｣
私は口をあんぐり開けるしかなかった。
西田さんが仲のいい同い年の堀田さんを呼び寄せた。
｢昨日、Aちゃんてばプールに行ったのよ｣
｢あら〜。誰のを？｣
｢チェリーとビッグよ｣
｢いいところ狙ったじゃなーい｣
労いのように堀田さんから肩をしっかり叩かれて、私はうなだれた。
病んでる。
絶対この会社のお姉様方、病んでるから！
堀田さんは堂々と言った。
｢これだけイケメンが揃ってるんだから楽しまなきゃ損じゃない？福利厚生の一環よぉ｣
････････私は、昨日プールに行ったことを後悔した。
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ao(プロフ) - ひつじーさん» ひつじー様こんにちは。萌えていただけて良かったですー。あの手で引っ張られたら、どこにだって行きますよね!? また遊びにきてくださいねー。お待ちしています！ (2019年4月10日 9時) (
レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - 蜂須賀さん» 蜂須賀様こんにちは！最高の褒め言葉をありがとうございます！全部、私が意識して心掛けている事柄をどんぴしゃで褒めていただいて、最高に嬉しいです。毎日更新と話数、重要ですよね!?まぁ無理な時もありますが(笑)。今後もよろしくお願いします。 (2019年4月10日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» kei様こんにちは。私もリーマン智君大好物ですー。服装は設定してませんので、スーツでもカジュアルでも、ご想像くださいね。また遊びにきてくださいねー。待ってます！ (2019年4月10日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ひつじー(プロフ) - 萌えてます〜ドキドキしてます〜手！あの手で私も引っ張られたいです！！(^ω^) (2019年4月10日 4時) (レス) id: 38fc399fe7 (このIDを非表示/違反報告)
蜂須賀(プロフ) - はじめまして。毎朝ムズキュンさせてもらってます。話も好きだし、毎日更新かつ話数も多く、今一番好きな作者さんです！これからも楽しみにしています (^^) (2019年4月9日 17時) (レス) id: 3645ec60b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年4月5日 6時
