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土方side
武州時代から知ってて、つい最近再会して、
昔と変わらず騒ぎまくったAとの別れは
実に呆気なかった。
威「迎えに来たよ、A」
土「なんだテメェ…」
隊「貴様、何処から!?」
隊「総員集まれ!!」
異常事態に集まって来た隊の奴らも臨戦態勢に入る。
沖「A、後ろ下がってなァ…」
『………』
近「かかれェェェェェ!!!!」
隊「「「ウォォォォォォォ!!!!」」」
しかし渦中の悪党は緊張感の欠片もなく、
威「ん〜。お前らを殺すつもりはなかったんだけど」
威「面倒だし、殺しちゃうぞ」
にっかりと微笑んでそう言った。
土「!? お前らッ…!!」
こいつはやばい、相当な手練だ
このままじゃ殺られる、
止まれ、そう叫ぼうとするより先に響いたのは
Aの声だった。
『みんな止まって!!!!』
その場の全員がハッと一瞬意識を向ける。
Aはその一瞬を見逃さず、すっ、と息を吸うと
次の言葉を紡いだ。
『貴方がもし、みんなを傷付けるつもりなら… 』
威「どうするの?」
奴はまだ余裕そうな顔
それにしてもA、本当に何をする気だ?
ザワザワと全員の視線がAの一挙手一投足に注がれる。
その手は、徐ろに近くの隊士の刀を取った。
ジャキンッ!!
沖「お前、そりゃ無茶だ!!」
威「そのとおり〜。Aに俺は殺せないよ。」
いや、違う…!!
土「おいバカやめろ…!!」
白刃はAの首元に当てられた。
『貴方に連れてかれる前にこの首をかき切ってやる』
威「!?」
隊「「「!?」」」
淡々とそう告げたAの表情は読めなくて
敵味方関係なく焦らせる凄みがあった。
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ミュウ - 続きが気になるぅぅぅ (2020年10月31日 22時) (レス) id: 952d396015 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - ありがとうございます。頑張りますね。これからもよろしくお願いします(*^^*) (2017年12月14日 21時) (レス) id: 47e245d859 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 凄く面白いです!更新頑張って下さい! (2017年12月14日 20時) (レス) id: c20e76bf92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちくわ餅 | 作成日時:2017年8月31日 22時