【銀魂】ドS…？いったい誰の事？

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土「痛みは？」
『まったく。痛くも痒くも』

沖「俺は心が痛ェです。
誰も俺を信じてくれなかったから。」
土「…すまねェ」



土「いつからあった？」
『気付いたのは今さっき鏡を見てだから、
もしかしたら熱出してるときに出たの、かも？』

沖「ほんとにいつから誰も俺を信用してくれなくなったんでしょうねィ…」
土「…本当に悪かった」





私が土方さんに問診されてるあいだ、
総悟はずっとこんな感じ。
めっちゃくちゃ拗ねてる。



最初はただ拗ねてるだけだったけど、
だんだん謝る土方さんにいつものドSを発揮して
タチの悪い感じになってる。






それはそうと…
『ほんとになんなんだろう。これ…』


見知らぬ痣＋そこそこの大きさ＋花の形
＝自然に出来たものではない…


って考えるのが妥当だよね。人為的なもの？





土「心当たり、ってもねェもんなぁ」
『…うん』
土方さんもお手上げ状態、総悟に至っては黙りっぱ。







…実は心当たりならひとつだけ。
ココ最近のおかしな出来事、熱が出る前の日__





見覚えのある髪、残された写真、そして
懐かしい、優しい声__




多分原因は、少なからずあの人に関わることなんだ。



でも、そうだとしたら、
きっとあの人は




…幼い私が、自分を守るために記憶からほぼ消した、
今ではうっすらとしか思い出せない辛い日々の中で、






__皆と出会うずっと前

安心とか幸せとか、そんなの考えたことも無くて、

飢えや寒さ、暴力にまみれて、

怖くて堪らなかった、

常に鉄の、血の味しかしないような、



そんな、最悪な日々の中で出会った人だから。







心の奥底に封印した辛い記憶
あの人が誰かも思い出せないけど、
そんな中で出会った人だから、


もしかしたら皆に害が及ぶかもしれない。




1人でなんとかできるかな、
いや、なんとかしなくちゃ。







絶対に今の幸せを守りきる。

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