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幸せスイーツとか、タイミングの悪いエンカウントに ページ8

「…眼の前に広がる広大な大地。アドレナリン分泌されて頭いかれてんじゃないかと思う程テンションの上がる男女達が蔓延るこの混沌の地で私も同様だと思ったか? 大間違いだよ!!」
「何を誰に言ってるんだお前は」
 現在ここはアミューズメントパーク。高校の遠足もまぁ豪華になったもんだよな。
 ナギはひたすら乗れないからと言い張り班の面々の意見を押し切ってテラスで1人行動。まぁこのパークの外に出さえしなけりゃ1人でもいいんだろうが、他の教師に見つかった時が面倒と言っておれが捕まった。…とりあえずは役得だと思っておく事にした。
 テラスの外にはナギと同じ、おれの務める高校の制服を来たヤツらがそこかしこにいる訳で。
「…ぴーすけが寂しがってたぞ。一緒に周りたかったって」
「ぴーすけ行こって言うのが全部絶叫系なんですもん。絶叫系に乗れる人とか鉄人なんですか??? 超越者ですよ絶対」
「それで超越者なら多くの人間が超越者だな」
 ハァとため息を吐いたナギだが、まぁここまで来るのにほぼ平坦な道を走り揺れも殆どなかったバスで1人青い顔をしていたらムリだわな。
「そんな超越者の中で三拍子そろった新人類がやたろ」
「どんな状況だよ…」
「大変なんだよ」
「実害があっちゃな」
「そうだよ。だからこういう所どうかと思う」
「高校の予定に文句つけんな特殊人類」
「かなしい。…とりあえず先生、甘いもの食べよう」
「何でそうなる???」
「あれこれ言っても変わらないならせめてテンションをあげようと」
「ついでに血糖値も挙げるのか」
「逆に先生ななんでそんな板みたいな身体してるんだ。人外なの???」
「おれは般若と呼ばれた男」
「あぁ人外だった。ちくしょう羨ましいぞ!! 食べても太らないとか羨ましすぎか!! 私の脂肪あげるよ! ハァッ」
「いてぇ! 腰を叩くな! 掴むな! 離せ!」
 物理的なダイレクトで人に脂肪を送ろうとするかコイツは。しかも腰掴んでくるしなんなんだ!
「お前な…! 学校のヤツもいるって事分かってんのか」
「ハッ忘れてた」
「この鳥頭」
「言い返せない。悔しい」
 ちくせう…と言いながらナギは財布を手にテラスにある転倒の方へと歩いていく。
 1人で放置するわけにもいかないし、おれも何か買おう。財布を手に同じ方向へ移動した。
「…アイス…ハッいちごパフェ!? どうしよう食べたい」
「食えば?」
「んん…高いんだよなぁ…」
「カロリーが?」
「お黙り」

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月羅(プロフ) - 連コメ失礼します。設定も、私とおんなじ感じでとても世界に入りやすかったです! (2015年7月19日 9時) (レス) id: 0b360647bd (このIDを非表示/違反報告)
月羅(プロフ) - 初め、女主を女王と読んでしまいましたw 面白かったです!更新待ってます!! (2015年7月19日 9時) (レス) id: 0b360647bd (このIDを非表示/違反報告)
ベリル(プロフ) - すごく面白いです!これからも更新楽しみにしてます! (2015年5月10日 21時) (レス) id: 475b9ca86a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:長閑 | 作成日時:2015年5月10日 21時

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