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「…ハァ…本当に俺には淡白過ぎるだろアイツ…」
『いや〜〜〜まぁ…まぁねぇ…』
「言葉に困るくらいなら喋んな」
『どいひーｗｗｗ』
「ふっっっっっっる」
『まぁでも、そうねぇ、そう言っても、あろまの方が気にされてる時って結構あると思うよ』
「ハァ？ …そうかねぇ」
どうだか、と1人ごちた。なにせあのナギだ。おれよりお前らの方が絶対に好かれてるって。
(…そういえば、さっきの反応はなんだったんだ？)
きっくん達と合流するちょい前くらいの、あの微妙な反応。なにか思うところがあったんだろうか。
ぴーすけがおれに気づいたようで、ナギに伝えてナギもこちらを見る。
「せんせ〜〜〜？」
ゆっる〜〜〜い！！
超ゆっる〜〜〜〜い！！
「何なのクソかわいい」
『あろまさん全部筒抜けなんですけど』
「うるせぇ記憶消しとけ」
『むちゃぶりなさる…』
「ハァ…なんなのマジ？？？ え？？？ これが噂のギャップルール？？？」
『ギャップルールってこういうのだっけ？？？』
「わからん。わからんから聞くな」
きょときょとしたまま視線を逸らし、ぴーすけとの会話に戻ったナギの様子を見ながら、おれはちいさくつぶやいた。
「ハァ…おれもうダメかも」
『え？ 何萌え死ぬの？』
「んな訳あるかバカ。…諦めよっかなって」
『う、うん…？ あろまがいいなら、俺は別にいいんだけどね』
ＦＢの妙な言い草に、おれは「なんだよ」と返した。
『いや…、だって結局諦められないから、あろまはナギちゃんが好きなんでしょ？』
「……」
『あ、あろま？』
「うるせぇＦＢの癖に。うまいこと言ったつもりかクソ」
通話を手荒に切り、大きくため息を吐き出す。それに気づいたらしいぴーすけとナギがこちらにやってきては、口を開いた。
「先生、電話終わったの？」
「まぁな。相変わらずバカ」
「バカｗｗｗ そう言ってやんなさんな〜〜〜」
「一理ある」
「ぴーすけお手柔らかに！！」
「だって…バカでしょ？」
「真顔…」
「先生がMSSPの中で特別製過ぎるんだよ…きっとそうだよ…そうだと信じたい」
「なんかダメなヤツの言い訳に聞こえる」
「うーん手厳しい…」
なんとも言えんな！ とドヤ顔したナギの頭を叩きながら、おれはやんわり笑った。
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月羅(プロフ) - 連コメ失礼します。設定も、私とおんなじ感じでとても世界に入りやすかったです！ (2015年7月19日 9時) (
レス) id: 0b360647bd (このIDを非表示/違反報告)
月羅(プロフ) - 初め、女主を女王と読んでしまいましたw 面白かったです！更新待ってます！！ (2015年7月19日 9時) (レス) id: 0b360647bd (このIDを非表示/違反報告)
ベリル(プロフ) - すごく面白いです！これからも更新楽しみにしてます！ (2015年5月10日 21時) (レス) id: 475b9ca86a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：長閑 | 作成日時：2015年5月10日 21時
