黒バス 誠凛マネージャーになりました

本気です（黒子side） ページ9

監督がスキップしてやってきた
どうやらボク達の初の練習試合は黄瀬くんのいる海常高校だそうです

それを聞いたとたんAさんが暗い顔に

黒「Aさん、大丈夫ですか？」

『え？』

無意識だったようです
無意識にそんな嫌そうな顔をするとは、余程嫌なんでしょうね

『いえ、大丈夫ですよ』

黒「､､､」

絶対嘘です

『大丈夫だよ、いずれは会うことになるんだから。私ばかり弱音吐いてられないよ』

笑顔で言うAさん
Aさんの弱音なんてあの時も聞かなかった

黒「Aさんは弱音を吐かなさすぎだと思います」

『あはは、そんなことないよ？テツは優しいなぁ〜！』

そういって頭を撫でてくる
ボクは男なんですが､､､

相「さあっ！練習開始よ！」

全「「はい！！」」

そうして練習を始める
Aさんは降旗くんと買い出しに出かけました

既にスポドリもタオルも用意されています
流石、仕事の早いAさんです
しかも、選手ごとに分けられています
きっと、中学の時のように選手によってスポドリの濃さを変えているのでしょう

火神くんがダンクをし、点を取ったところで、

日「なんか悲鳴みてぇなの聞こえてこねぇか？」

と主将が言う

もしかしてと思い声のする方をみると黄瀬くんが

黄「ちょっと待って下さいッス」

女子達に断りを入れている

部員の皆に小声で

黒「今はAさんの事はなにも言わないで下さい」

彼女の暗い顔を思い出しながらそう告げる

黄「久しぶりッス、黒子っち！
次の練習試合の相手が黒子っちの学校だったから来ちゃった☆」

黒「来ちゃったじゃn」ﾋﾞｭﾝ

ボールがボクの顔の横すれすれを通り過ぎる
びっくりしました

黄「誰スかこれ投げたの」

火「オレだよ、イケメンくん。
オレと1on1やろうぜ！」

黄「えー、でもさっき､､､いいッスよ！良いもの見せてくれたお礼！」

黄瀬くんが先ほどの火神くんのダンクをコピーして終わる

黄「やっぱり黒子っち下さい」

全「「は？」」

何を言っているのでしょうか？
ボクは移る気は毛頭ありません
色々褒めるような言葉をボクに投げかけ勧誘してくる

黒「お褒めに預かり光栄です、丁重にお断りします」

黄「文脈おかしくねぇ！？らしくねッスよ！黒子っち！今まで勝つことが全てだったじゃないッスか！」

黒「今は違います」

そろそろAさんが戻って来てしまう

黒「黄瀬くん、煩いのでお帰り下さい」

そう罵りお帰り頂いた
ボク達は負けません

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