黒バス 誠凛マネージャーになりました

乗り越えたし ページ24

大我は津川君と1on1をやって抜いてくれた

ただそれが津川君の変なプライドを突いてしまったようだ

妙なパス回しが始まり、津川君がシュートしようと跳び、それを阻止すべく跳んだ大我はまたもやファウルを貰った

津川君とテツがぶつかった

津「お前出てたの！？影うっすー！」

びっくりする津川君、一転して笑顔になる

津「じゃあそのまま出ててよ！俺今年は30点差つけたいからさ！がっかりしないでよー？」

その言葉がテツに火を付けた

テツが更に影を薄めミスディレクションを使う

第一Qは同点に終わった

相手の主将、岩村が津川君を捕まえて言う

岩「悪いな、此奴がまたバカ言ったようで」

日「あー、去年のトラウマ思い出しましたけどいいっすよ、乗り越えたし」

良かった、壁を乗り越えられたようだ

リコ先輩が渇を入れ、第二Qが始まる

リ「ああ、Aちゃん、土田君と小金井君のアップ手伝ってくれる？念入りに」

『分かりました！』

小「お、手伝ってくれんの？」

土「悪いな！」

『いえいえ！とんでもない！』

土「俺らが出ることに驚かないんだな」

『ええ、分かってましたから。先輩方は借りを返すって』

小「ああ！借りを返すためにもアップ念入りにやんなきゃな！」

『勿論です！』

アップが終わる頃

大我が４つ目のファウルを貰う

テツと大我が戻ってくる

小「よしっ！んじゃ！行ってくるわー！」

『はいっ、応援してます！』

小金井先輩と土田先輩と両手でハイタッチして見送る

その後の先輩方のプレーはとても綺麗で大我達が居るときよりしっくりときた

コートから出そうになったボールを小金井先輩が追う

その時映像が流れた
小金井先輩がボールを取るために突っ込んで脳震盪を起こしてしまう映像が

『危ないです！小金井先輩！』

とっさに叫び倒れてくるであろう所に走る

間に合わず片腕だけで先輩を支えるが先輩の走って来た勢いに押され倒れてしまった

リ「大丈夫！？２人とも！」

『いたた､､､小金井先輩！？』

リ「脳震盪を起こしてるわね」

予知出来たのに守れなかった事に対する屈辱で無意識に唇を噛み締める

リ「でもAちゃんのお陰で軽傷ですんでるわ！ありがとね、小金井くんを守ってくれて！」

守れた？

リ「重度の脳震盪だったら危なかったもの！」

『役に立てたのなら良かったです』

リコ先輩は私の頭をポンポンと撫でる

欲しい言葉をくれるとは思わなくて危うく涙が出るところであった

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