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暫くぽけーっと立ってると
向こうから帽子を深くかぶってマスクしてる男の人。
そう思ったら突然いま変な顔してなかったかなとか今日の服おかしくないかなとか気になり初めて。
廉「 おい 」
「 あ、廉... 」
廉「 れんちゃうわ。ぽけーっと立っとりやがってこのちび。 」
「 ちびで悪かったです〜廉こそ相変わらず黒い 」
廉「 うっさいわ。まあ...ちょっとは大人っぽくなったんとちゃう? 」
途端にうるさくなる心臓。
こうやって今までにも何回か爆弾おとされて
廉に聞こえるんじゃないかってくらい
ドキドキさせられてきたこいつに。
廉「 んで?何処行きたいん 」
「 ここ 」
私の家になるアパートを見せれば
廉「 お前ほんまにここ住むん? 」
「 え?なんで? 」
廉「 いや、ここめっちゃ治安悪いで? 」
「 ...東京なんて全部悪いじゃん 」
廉「 そやけどここはほんまに悪いねん。変なじじいとか酔っぱらい多いって聞く 」
「 でももうきめちゃったし、それにいまから探すなんて無理 」
廉「 じゃあ俺んち来る? 」
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作者名:ぽん | 作成日時:2019年7月21日 11時