【ボールルームへようこそ】Shall we dance? (ページ24)

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STEP25 ページ24

マリサ「あらやっぱり23番の君、踊りから仙石くんの匂いがすると思ったらもしかしてーって思ったけどどういう風の吹き回し？仙石くんが生徒を持つなんて」

仙石さんに絡むマリサさん

仙石「うるせぇ頭の悪い服きてんじゃねぇ」

マリサ「頭の悪い服？青空のと変わらないわよ？ってあら？青空そんな大きなストールつけてたらだめよ？」

あ、気づかれた。さっきマリサさんにバレない様に上半身が隠れるくらいのストールで隠してたのに...

マリサ「ま、青空はあとからストール取ってもらうからいいけど...
仙石くんが他人のコーチするなんて初めてじゃない？誰のためか知らねー？雫ちゃん。先生贔屓しないから頑張ってね」

仙石さんを連れて出ていくマリサさん

隼人「青空？」

青空「隼人、私も頑張らないとね」

多々良と真子には仙石さんと清春が言葉を述べてくれた。
それなら

青空「賀寿、雫」

雫/賀寿「青空さん...!?」

私が出来ることは

青空「賀寿と雫のダンスちゃんと見てるから」

二人に、遠回しの頑張れを伝えることだけ

隼人「意外、青空は多々良達に声をかけると思ってた」

青空「私も迷ってた。どっちも好きだし応援したいけどそんなの出来ないから私は何も出来ないって思ってた。でも、清春のストレートな言葉を聞いて逃げてるだけなんじゃないかなって思ったの。それに、清春にあんなこと言われた雫のことほっとけるわけないじゃん」

私も少し、変われたかな

天平杯決勝が始まる

多々良ペアは２番
賀寿ペアは３番か

隼人「ソロだから2つ比べられなくて済むな。それに確か競技仙石さんが特別バリエーションを付けたはクイック...」

ナレーション「なお、競技は兵藤マリサ先生の希望によりワルツとなりました」

隼人「は！？」

青空「マリサさん、してくれたね」

なにかすると思ったけどな
これは多々良達にとっては痛手かな

「2組目エントリーナンバー23 赤城真子、藤田多々良ペア」

隼人「うわ、多々良、めっちゃ緊張してる」

曲がかかる

青空「でも、多々良顔作れてる。それに多々良いつもと動きが違う。」

清春に言われたことちゃんと受け入れてる

隼人「！ダブルターニングロックからのスローアウェイオーバースゥェイ!?清春のバリエーションフィガーの一つだな」

青空「うん。綺麗。額縁と花、だね」

観客からの反応もいい
フロア構成も良かった
即席カップルで、きっとあのダンスも即興

技術面はまだまだなのに...驚きだな