【ボールルームへようこそ】Shall we dance? (ページ23)

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STEP24 ページ23

清春「藤田、賀寿には100%勝てねぇぜ、お前はまだ一人で勝負できるダンサーじゃねぇだろ戦う相手を間違えてるぜ
お前が倒すべき相手は雫だろ」

清春、何言って...いや、分からないわけじゃない。わかりたくないんだ

隼人「...雫、賀寿始まるぞ行ってこい」

私の片手をきゅっと握って隼人はこの沈黙を破った

競技が始まっても私は冷静になれなかった

隼人「青空、座ってみよっか」

多々良がしゃがんでる隣にある椅子に座らせてくれ、後ろで立ってくれてる隼人

何も聞かないのが分かってくれてる事を教えてくれる

仙石「自分のパートナーになんてこと言ってんだよ！お前そんな奴だったか!?」

清春の胸に拳を当て、怒る仙石さん

清春「俺、なにか間違ってますか？」

それでも冷静に私の隣に座る清春はもうどんな気持ちか私にはわからなくなってくる

清春「この勝負はパートナーの出来で決まるんでしょ？だったら真子が雫に勝たなくちゃ」

仙石「そりゃそうだけどだからってお前！」

清春「藤田、もう一人で踊るな。この勝負に勝ちたきゃお前が真子を雫以上のダンサーにするんだ」

多々良「なんでそんなこと、兵藤くん」

青空「清春の言ってることは正論だよ」

仙石さんも納得してる
でも、清春にだけはその言葉を言って欲しくなかったな

暫くしたら雫たちのダンスが終わった

賀寿「兵藤！すました顔してのこのこ現れやがって云うに事欠いてたわしに雫を倒せっつうんはどうゆう事だ！？お前には言いたい事山ほどあんべ！」

清春と賀寿が向かい合う
多々良が仙石さんに助けを乞うも仙石さんは変な相関図考えてて止める気ない
それだけでも大変なのに...

マリサ「あらやだ仙石くんじゃない」

笑顔で手を振るマリサさん
対照的に仙石さんは顔が引きつってる
そして何故か賀寿が震えてる

仙石「おいマリサ！そこのバカ息子を連れて去れ！こいつがいると話が拗れるんだ」

マリサ「あら、うちの息子にひどい事言ってくれるじゃない？」

隼人「！まずい。青空ごめん」

そう言って隼人が私を立たせて壁側に寄せたのと賀寿が花字を出すタイミングはほぼ同じだった

青空「ありがとう、隼人ここそんなに暑いかな？」

室内だし、大丈夫だと思ったんだけどでも踊ったから...？

隼人「いや、まー賀寿が上がってるだけだから」

上がってる？テンション？怒ってるから？