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「Aさん、お疲れ様です」


『ありがとうございます、』




雑誌の撮影で次のスケジュールの確認、明日の集合時間...

マネージャーとしてきっちり仕事をしてるというのに。





「この後、食事でもどうですか?」


『すいません、この後もまだ仕事が...』





確かに職場の人とのお付き合いとか、お酒の席も必要なこと。

でも、はっきり言ってめんどくさいと思うことがほとんどだ。



特に、こういうしつこい人は。






「じゃあ連絡先交換しませんか?」


『あの...仕事中なのでっ、』



痺れを切らして、きちんと断ろうとしたとき。



後ろからズドーンと体重がかかった。

ほどよく香る甘い匂い。







「やーっと見つけた、探したで」



『龍友く、』

「撮影終わったから、みんなの所行こ?」




頭の上に手を乗っけられる。

まるでこの場に私と龍友くんしかいないみたいに振舞っている。


しつこかったあの人には目もくれず。



「あの、いつ空いてますか。」





諦めが悪いなぁ。

こういう断りを入れるの苦手なのに...。





ちらっと龍友くんを見ると、目を細めて、素晴らしく冷たい顔をしていた。

なんだろう、蔑む目...っていうのかな。





とにかくやばい。

何人かを病院送りにしてきた後みたいな顔してる(?)







「悪いっすけど、こいつに休みはないんで。」


「え、」





「な、こっちも色々あんねん。」


『そ、うですそうです!!』





失礼しました、と勢いのまま頭を下げ、龍友くんの腕を引き、みんなの所へと早歩きで行った。






『龍友くん顔怖い!』


「だって、あいつ俺のAにしつこいんやもん。」


『もう...。』





不覚にもキュンときた。

いつになく真剣な顔で私のこと助けてくれて。



本当に、優しい人。








「でも助かったやろ?」


『...うん、ありがとう。』



「どーいたしまして、」





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斐禄 - 最高すぎます……(語彙力) (2019年10月18日 18時) (レス) id: 8cbbf12531 (このIDを非表示/違反報告)
Yuu(プロフ) - 続編お願いします!笑 (2019年1月19日 11時) (レス) id: eb6070b8e6 (このIDを非表示/違反報告)
萌夏(プロフ) - 面白かったです!続編書いて欲しいです! (2018年8月28日 18時) (レス) id: 477e912728 (このIDを非表示/違反報告)
- 最高でした!龍友くんメインのお話でこんなにきゅんきゅんするのは初めてでした!ありがとうございました! (2018年5月13日 17時) (レス) id: 563bc38863 (このIDを非表示/違反報告)
葵子(プロフ) - 凛々さん» コメントありがとうございますっm(_ _)m嬉しいです!(;Д;)(;Д;) (2018年4月5日 14時) (レス) id: 6b76cfea77 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:葵子 | 作成日時:2018年2月13日 19時

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