君にロックオン！【青根高伸】 (ページ24)

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24.永遠を誓うページ24

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それから、しばらく経ったある日。
歩ちゃんから、婚約の報告を受けた。
急展開だなって思ったけれど。
色々あったからこそ、この人じゃないと、ってお互い思えたらしい。

「まだ早いかなとは思ったんだけどね。
でもこの先、靖くん以外と一緒にいるなんて考えられないから。それなら結婚しようかなって」

すごく幸せそうだ。
私たちも、あれから順調だった。

「高校生は夏休みなんだけど、私の彼部活で大会あるみたいで結構忙しくて。
でも今度、試合見に行くことになったの」

｢へぇ～。体育会系なんだね！｣

バレーボール、そんなに詳しくないけど
青根くん背凄く高いから…きっとすごいんだろうな。
気温はもう随分上がって、夏本番だ。

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｢そう言えば、青根くんて誕生日いつなの？｣

｢8月13日だ｣

まだ誕生日来てなかったのか。

｢まあ、覚悟はしてたんだけどね…まだ17歳だったんだね。今4歳差だよ…やだなぁ｣

私は4月生まれだ。だから、青根くんとの年の差が
4つになる時期があるだろうとは覚悟していたけど。

｢そんなこと気にするのか｣

青根くんは無表情で言った。

｢気にしない？｣

｢まったく気にならない｣

青根くんは眉毛ひとつ動かさずに言った。
こういうところが本当に凄い。
何事にも動じない感じ。

｢ってか…眉毛ないけどね…｣

｢……？？なんか体毛薄いみたいで、あんまりはえないんだ｣

そう言えば、見た目ワイルドなのに体毛薄いな…。

｢腕毛もあんまりないね…髭はえるの？？｣

顔を覗き込むと、俯いて赤くなる青根くん。
何事にも動じないけど…こういう照れ屋なところ
可愛くて、大好きだ……。