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ー Aside ー
抱きついたとかそういうのはどうでもいいんだけど、千良の体調が心配。
そんなケロッと治るもんなのかな…
「それより千良、体調ほんとに大丈夫なの?」
私は念の為改めて問いかける
セ「大丈夫やって。ちょっと頭痛して体だるいくらいやけど耐えれるし。」
さ「ダメや!油断したらあかんって。」
セ「坂田は親かWWW」
さ「看護師や!!!」
セ「やかましいわ!った…」
「千良!」
千良は一瞬フラッとして、壁によりかかる。
セ「すまんすまん、頭痛がな…」
さ「よし、朝ご飯食べたら病院行こうや」
セ「えっ?ええって、ええって寝れば治る」
「心配させんなバカ!!!」
セ「?!」
「坂田さんと私がどれだけ心配してると思ってんの!念の為病院は行こうよ!!ね?!!!」
私は思わず声を荒らげてしまった。
その後すぐにハッとした。
千良、頭痛いって言ってたのに…
大声出したら余計辛いじゃん…。
何やってんだ私
「ご、ごめん……」
セ「ええよええよ、気にせんといて」
「うん…で、でも」
セ「心配かけてごめんな、病院行くわ…。何かあったら大変やしね。」
さ「お!センラが折れるとは…!良かったなあ!Aちゃんっ!」
「うっ…うぅ…」
さ・セ 「「 えっ 」」
無理をさせてしまったという申し訳なさと、病院に行ってくれることになって安心して、涙が沢山溢れる。
止めたいけどいくら服の袖で拭っても次から次へと流れてくる。
セ「ちょ、なんで泣いてるん、ご、ごめんな?」
「千良の…せいじゃないっ…からっ…」
さ「?!じゃあ僕かな?!ごめんね…?」
「坂田さんのせいでもないから…自分っ…」
さ・セ「「 …… 」」
泣き止むのを2人は黙って待っていてくれた。
早く泣き止もう。朝ご飯早く食べて病院に行くんだから…!
「っ……ごめん、もう大丈夫。」
さ「ん!よし!じゃあ朝ご飯食べるでえ〜!」
セ「よっしゃ」
「千良、食欲はあるの?」
セ「そりゃあもうビンビンにあるで〜?」
「よかった!じゃあ…」
貴・さ・セ「「「 いただきます〜! 」」」
千良は自分で言った通り、いつも通り朝ご飯をしっかり食べていた。
その姿を見てひとまず安心できた。
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aona(プロフ) - かがにゃんさん» いくつかのご指摘ありがとうございます!参考にさせていただきます♪ (2019年12月4日 7時) (レス) id: 99cf67e177 (このIDを非表示/違反報告)
かがにゃん(プロフ) - 「〜してしまう」やなくて「〜してまう」って言うねん。まあ、参考までに。 (2019年12月4日 1時) (レス) id: 9baf5ce305 (このIDを非表示/違反報告)
かがにゃん(プロフ) - ヘアメイクさんっていうんよ。 (2019年11月18日 1時) (レス) id: 9baf5ce305 (このIDを非表示/違反報告)
aona(プロフ) - ねこなさん» 何が起こす予感……! (2019年4月24日 20時) (レス) id: 99cf67e177 (このIDを非表示/違反報告)
ねこな(プロフ) - 何か起こる予感... (2019年4月23日 21時) (レス) id: 71d7653375 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:aona | 作成日時:2019年3月21日 22時