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ーーそれは昼間のこと。
「そういやさ、」
と、昼食を終えたであろう若松が心配そうな顔をして寄ってきた。私がハテナ顔で若松を見つめると。
「アイツ、また有る事無い事言ってやがるから気をつけた方がいーぜ」と。アイツと聞いて一瞬青峰の顔が浮かんだが、若松の視線の先ーー廊下を歩く元カレ、の、姿。
その元カレとやらは変わらず栗色の髪の毛を靡かせながら歩いている。
「‥ホント、飽きないね」と苦笑いを若松に向ければ、「お前も面倒くさい奴に好かれたな」と。まあ何かあったら絶対言えよ、何とかしてやる。と一言。
「いつもありがとね」
そう若松に言ったものの、嫌なことを思い出し私の心に少しの靄。
ーー若松の大きい手が頭に触れた。
(本当、若松には助けられてばっかりだな)
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hamo(プロフ) - 佐藤さん» 完結おめでとうございます!青峰くんはもちろん、若松くんとの距離感がすごく好きでした。次の作品も楽しみです…!素敵な作品をありがとうございました! (7月24日 17時) (レス) @page50 id: c94f084532 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤(プロフ) - hamoさん» こちらこそありがとうございます! ここで完結ですが、またhamo様と出会えることを楽しみにしてます。またご友人様と覗きにきて頂ければと思います◎ (7月24日 14時) (レス) id: 59147bef43 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤(プロフ) - えのさん» コメント、頂けて本当に励みになりました。ありがとうございました◎ (7月24日 14時) (レス) @page50 id: 59147bef43 (このIDを非表示/違反報告)
hamo(プロフ) - 佐藤さん» うれしい返信をありがとうございます!新しく更新されたお話もめちゃくちゃよかったです…!お伝えしたい気持ちがたくさんあるのですが文字数が足りず泣 これからも追わせていただきます! (7月22日 23時) (レス) @page39 id: c94f084532 (このIDを非表示/違反報告)
えの(プロフ) - コメ返有難うございます!返信頂けると思わず、壁打ちのような感想を送ってしまいましたが、大丈夫でしたか? また興奮冷めやらずコメントしてしまうかもしれないので、ご迷惑でしたら弁えます;今日更新分も文字数が足りないほど最高でした!! (7月22日 23時) (レス) id: d13c000863 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:佐藤 | 作成日時:2023年7月7日 22時