『愛しい人』 ページ34
．
青｢…なんで、いきなり。｣
『もう、嫌いです。青峰さんのこと。
一緒にいるの、…嫌に…なりました。
すみません…、自分勝手で、すみません。 』
青｢…震えてんだよ、お前。｣
青峰さんに指摘され、
思わず涙腺が熱くなる。
その涙を見せたくなくて、
私は青峰さんを力一杯振り切って走った。
青峰さんの呼ぶ声も全部、
聞こえないことにして。
＊＊＊＊＊＊30分前＊＊＊＊＊＊＊＊＊
ｶﾞﾁｬ
『失礼します。』
先｢あぁ、来たな。
じゃあ、私はこれで。｣
行かないで、と目で訴えたが、
気づかれずに部屋に父と二人になった。
父｢…おせぇよ。｣
『ご、めんなさいっ…』
この威圧感。
私と二人のときにしか見せない。
『どうして、学校まで来たんですか。』
父｢ここに来れば会えるだろう。
家知らないし、最良の手段だろう？｣
『何の用ですか。』
父｢俺とまた、住まないか。｣
頭が真っ白になった。
『なに、言ってるの……？』
父｢父さん寂しいんだよ。
また戻ってきてくれるよな？｣
『嫌、だよ…。』
否定すると、
父は私に近づいてきた。
ﾄﾞﾝ
壁と父に挟まれる。
父の威圧的な声に目を話せなくなる。
父｢青峰、だったな。
あの少年、凄いんだな。｣
『っ…?!』
父｢帝光中バスケ部エース。
この学校でも輝いてるって話だ。
…あの身体、壊したらどーなるだろうな ((ﾆﾔ｣
『やめて、やめてよ…!!
青峰さんに手を出さないでっ…!!
彼は…大事な人なのっ…!!』
父｢…そいつがいるから、
お前は俺のとこに来ないんだろ。
アイツを潰せば…来てくれるよな。｣
『お願い、やめてよ!!
私、行くから。一緒に住むから!!
青峰さんとも、別れるからっ…!!
あの人を巻き込むのだけは…
傷つけるのだけは………やめてっ……!!』
父｢…いいだろう。｣
父は納得したように、
自分の番号をかいた紙を私に握らせ、
その部屋から去った。
私はひざに力の入らないまま、
必死に愛しい人のところへ向かっていた。
"別れ"を告げるために。＿＿＿＿
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かるぼなーら*(元金魚花火)(･･`*(プロフ) - 青峰に似てるって言われたさん» ｺﾒありがとです← 宙返りできるんですか!?尊敬←← 続編あるので良かったらよろしくです(*´∇｀*) (2014年1月4日 19時) (
レス) id: 13774f4c56 (このIDを非表示/違反報告)
青峰に似てるって言われた - 下の下の奴、同一人物だからね私ですよ？(黒バスだZORO！) (2014年1月4日 17時) (レス) id: 9cccd4fb06 (このIDを非表示/違反報告)
青峰に似てるって言われた - 宙返りしていいんだゼ！あと、名前変えるわw「青峰に似てるって言われた」です (2014年1月4日 17時) (レス) id: 9cccd4fb06 (このIDを非表示/違反報告)
黒バスだZORO！←関係ねぇー↓ - 私、胸けっこーあるんでねw青峰好みかはしらんが…w自信あるでぇ〜♪ 青峰はいないけど 似てる奴はいる♪ (2014年1月4日 17時) (レス) id: 9cccd4fb06 (このIDを非表示/違反報告)
かるぼなーら*(元金魚花火)(･･`*(プロフ) - みかん))ry名前変えます！そのうち！！さん» あ、わかりました(*´∇｀*) お手数かけてすみません← 調べてみますね(*^^*) (2013年12月29日 16時) (レス) id: 13774f4c56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かるぼなーら*(前、金魚花火) | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kinngyobati/
作成日時：2013年12月12日 18時
