その可憐な身体、壊してやる【青峰大輝】

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貴方Side



『………はぁ』



家のすぐ近くにある橋の上でため息を漏らす。



.



誤解、されちゃった…


本当は青峰君が好きなのに…




.



.



出来ることなら伝えてしまいたい…


好きですって………



でも、



青峰君は…………?



青峰君はどう思ってるんですか?



『………なんて、言えないですよ…』




私に、そんな勇気ない……



.



赤司「A?」


『あ、赤司君…』



声をかけられた方を向くと

首にタオルを巻いた赤司君がいた。


少し荒い息に頬を伝う汗、

どうやらランニングしていたらしい。



赤司「何をしてるんだい?風邪を引くよ」


『……はい、ご心配ありがとうございます…』




うまく………笑えない…



赤司君に相談したら………

楽になるかな………?



『あの、赤司く…』


赤司「Aは」



私の言葉に覆い被さる赤司君の声。



下を向いているから表情がうかがえない…



赤司「Aは……青峰が好きなのか?」


『え…っ///』


赤司「やっぱり…」



私の心中を見透かしたような笑みを浮かべる赤司君。


でもすぐに切ない顔をした。



『………赤司君?…わっ』


赤司君の顔を覗き込むのと同時に

ｶﾞｼｯと腕を捕まれる。



『あか…』


赤司「好きだ」



…………………………え?



赤司「好きだ、A…」



『えっ…///』




左右違うオッドアイに見つめられ

不思議な感覚におちいる。



.



好き…………?




赤司君が…………………



私を……………?




赤司「青峰より、僕にしなよ…」



『あ、あのっ…わた……んっ』




捕まれていた腕は引き寄せられ



唇が何か暖かいものに触れる。




.




目の前には赤司君の綺麗な顔…



.




.




.




.




.




私は人生初めて



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿キスをした。

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