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放課後の図書室 ページ4

授業が終わり、部活動生徒が部活を始める頃
私は1人図書室に行く
いつも征十郎の部活が終わるまでここで勉強するのが私の日課だ


征十郎は部活が終わると、図書室まで私を迎えに来て、2人で帰る

『あー、もう無理.......』

2時間くらい勉強したところで、集中力が切れた。
気晴らしに適当に手に取った本を読む

ー好きな人と結ばれる方法
ー告白のタイミング

どうやら私には程遠い恋愛の本だった

その本には、席替えで隣になれるおまじないだとか、相手を夢中にするテクニックなど沢山の事が書いてあった
好きな人すらいない私には無縁のことで、きっとこれから先も使うことはないだろう

でも、本の内容自体は興味深く、面白いもので気づけば夢中になってその本を読んでいた


「A、そろそろ帰ろうか」
『あ、征十郎。うん、帰ろー』

征十郎が迎えに来て、鞄に荷物を詰める
「.......恋愛大辞典?」
征十郎が机においてあったさっきの本を手に取りパラパラとめくる
『その本、結構面白かったんだー。借りてこうかと思って』
「Aがこんな類の本を読むなんてな。好きな人でもできたのかい?」
『ううん、好きな人はいないんだけど.......
おまじないとか、面白いなぁって思って』
「なるほど。そうなのか」
『征十郎は好きな人とかいるの?』
「うーん、まだ好き、と言えるかは分からないが.......気になる人、ならいるかな」
『そうなんだ。なんか意外だね』
「そうかな。さぁ、帰ろう」
『うん、行こっか』

その後の帰り道、他愛のない会話をしながら家に帰った
征十郎と図書室で話してからずっと何か、よく分からないものが胸の中にある気がする

ー気になる人、ならいるかな

征十郎の気になる人って誰だろう.....
どんな人なのかな

お風呂に入っても、ご飯を食べても、胸の中の嫌な気持ちは消えない

征十郎の気になる人も、征十郎のことが好きで。
その2人が付き合って.......
手を繋いで、キスとかハグとか.......
もしかしたら、その先とか.......

『.......そんなのやだ』

ー貴方の好きな人が他の人と結ばれたら?
貴方は嫌な気持ちになるでしょう

それが嫉妬です

ふと、あの本ー恋愛大辞典に書いてあったことを思い出した

嫉妬?
私が征十郎に?








私は.......
征十郎のことが
好きなの?

俺が何かした?ー赤司side→←その質問には飽きましたー赤司side



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設定タグ:黒バス , 赤司征十郎 , 女主   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:めろんぱん | 作成日時:2020年6月1日 8時

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