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振り返ってみると、そこにはツボに顔を突っ込んでいる土方クンが。

「土方さん、何やってんですかィ」

「いやあの、マヨネーズ王国の入口が…」

お前もかい。

私達は一斉に似た者同士の二人にしらーっとした目線を向け、付き合ってらんねェ、と背を向けた。

「待て待て待て違う!コイツはそうかもしれんが俺はちがうぞ」

「ひびってんのはおめーだろ!俺はお前、ただ胎内回帰願望があるだけだ!」

いや土方クン、それは引くわ。

言い訳かもしれない、てか100パーセント言い訳だけども引くわ。それはやべーだろ。

私達は再び冷たい目線を二人に浴びせた。

「分かった分かった、ムー大陸でもマヨネーズ王国でもどこでも行けよクソが。」

「「なんだその蔑んだ目はァ!!」」

私達は二人に呆れていると、異変を感じた。

強がっている二人の背後には、噂の赤い着物の女が……




「ぎゃああああああ!!!!」




次の瞬間、私達は叫び声を上げて駆け出していた。

あの二人?もう知らん。

自分の身が可愛いんだ許せ。

屯所の廊下を全速力で駆けながら隠れるところを探す。

「みっみっみっ見ちゃった!ホントにいた!ホントにいた!」

「まじかよあの噂ホンモノだったのかよ!」

「銀ちゃああん!!」

「奴らのことは忘れろィもうダメだ」

走っていると数秒前に居た部屋から轟音があがる。

振り向くと部屋に取り残されていた二人が高速で走っていた。そしてその背中には赤い着物の女が。

「しょってる!?女しょってるよオイ!!」

「うわばばば!!」

「こっち来るなァァァ!!」



 



なんとかあの場をのりきり、薄暗い倉庫で身を潜める私達。

二人のものと思わしき悲鳴が遠くから聞こえ、メガネ君は頭を抱えた。

「やられた、今度こそやられた」

「しめたぜ、これで副長の座は俺のモンだィ」

「言ってる場合か!」

「ホントにブレねーな沖田クン」

にしてもココホントに暗いな。何も見えない。

あ、蚊取り線香みっけ。灯りとしては心細いけどないよりマシか。

蚊取り線香に火をつけている間に沖田クンは、もしかしたら沖田クンが副長暗殺のために呼び出したモノではないかと仮説を立て、怒ったうさぎちゃんと争っていた。

あーあー倉庫狭いのに。暴れてもらっちゃ困るよ、と目線をそちらに向けたとき。






「ぎゃああああああ!!」









赤い着物の女、再び出現。

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通行人N(プロフ) - ミウラさん» コメントありがとうございます(_ _;)そう言っていただけてとても嬉しいです✨これからも更新頑張りますので、温かい目で見守って頂ければと思います。是非、また感想をお聞かせくださいね! (2023年4月2日 14時) (レス) id: 39adec4ff4 (このIDを非表示/違反報告)
ミウラ(プロフ) - 本当に大好きです (2023年4月2日 14時) (レス) id: 3b25166bee (このIDを非表示/違反報告)
通行人N(プロフ) - ありがとうございます〜!自分の妄想を並べているだけですが楽しんでいただけたなら光栄です。これからも頑張るので宜しくお願いします! (2022年9月25日 16時) (レス) id: 653891ee58 (このIDを非表示/違反報告)
リンくん(プロフ) - 面白いです!これからも頑張ってください!! (2022年9月24日 18時) (レス) @page47 id: a5a7605112 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:通行人N | 作成日時:2022年7月20日 11時

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