14(緑茶餅) ページ28
決着が未だにつかないまま、マジでどうしようか本気で考えている僕。
「…とっととくたばれ!!!!!!」
全然くたばりません。
どうしましょう助けて
そう思ってもマジで何も出来ません。
波動も切ってしまったから助けも呼べない。
そうこうしてるうちに弱点を探るが、弱点がある訳ではなく、物理で倒しておかないと行けない。
「…魔力だけは消費したくないですわ…」
30分後______
あぁ、これ終わりませんから暴走してでも殺す
「…ハルハールサイカアアアアア!!!」
団長らしきものの腹に刃を刺し、炎を体内に送り込ませた。
光の膜が破けたか分からないけれど今はそんなことはどうでもいい。
返り血を浴び、どうやらこれで終わった様だ。
月の明かりがその正体を見せてくれた。
私が見たのは団長ではなく団長ににた化け物だった。
「……無理は禁物って、このことですか……。」
所持していた魔力は全て使い果たし、それ以上に自分の体力にも影響させた。
「……服ボロボロにしちゃったよ…更にディスベアーからの攻撃来ないと良いけど……」
魔力すら既にないから、走って帰ることは不可能、歩いても痛いくらいだ。
桂と原石を持ち、フラフラと館に帰る。
「……あ、館…どっちだっけ」
それすらも分からず、泣きかけた。
___________
皆が皆、自分のしたいことばかりしていて忘れていたが、ホープがいない
「あ、あの…ホープ見てないですか?」
取り敢えず2人に聞いては見たものの、
2人は見てないと言う。
そしてティトス観察を辞めたシオンさんは私の髪飾りにずっと目をやっていた。
やばい、割られる。
そう思い、即座にジュダルさんの後ろに隠れた。
すると何故かあちらはニヤニヤとこちらを見ていた。
なんかこちらが恥ずかしくなるのでやめて頂きたい。
「…ぼ、僕!ホープ探してくるです!!!」
間違って僕と言ってしまって少しフリーズしたが、すぐに立ち直り、館を出ようとしたが、まずホープがどこにいるのかも分からないので諦めてソファに座った。
「諦めちゃった」
シオンさん、やめてくれ。
「まぁどこに行ったのかも分からねぇしな。というかアラジンお前何したんだよ」
「ゑ?」
お願いだアラジンくん僕にも教えてください。
だがアラジンくんは教えてくれはしなかった。
ちくしょう。
「…ホープ帰ってきたらマジでぶっ倒してやる……」
おっと口が滑ってしまった。
他のみんなは何でか驚いた様な表示浮かべてた。
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作者名:碧色と緑茶餅 | 作成日時:2017年7月13日 15時