7(緑茶餅) ページ14
「…で、これからここで何かしててもまた人形動き出しそうだから早く上行こうぜ…」
「あ、ホープ質問です」
「なに」
「いつ女に戻るのです」
「それ以上聞いたらガチの方でぶっ飛ばす」
「ヤンキーゴリラホープ」
「……」
などとどうでもいい話をしていたがシオンがいきなり後ろから抱きつくもんでびっくりして変な声が出た。
そして当の本人は「男の人でも可愛らしい声でるもんなのね〜！」
とか言い出しやがった…。
「取り敢えず、離れてくれ」
そうは言ったもののなかなか離れてくれず、性別を確かめるために胸を触りやがった。
ん？胸を触った…？？？
「…どこ触ってるんだよ変態野郎！！！！！！」
ビックリしてシオンを引きはがす。その衝撃で頭を思いっきりぶつけた。痛い
「だ、大丈夫…ですか？ホープさん…」
「ねぇ聞いてよクレア！ホープたんに胸あったから女の子だよ！！！ん？ホープたん？？」
「やめろよ？そのあだ名だけはやめろよ？？
大丈夫だよ。ディスベアーの拳骨に比べたらまだましな方…いたた…」
「ホープこれで女の子だってバレたのですよ。父様の家にそろそろ帰りましょうよ！怒られるです！」
と、ちょっと焦り気味で言う。
少しディスベアーを見てこう言った
「いや、帰るのは辞めておくけど…なぁディスベアー…お前、あの包は？」
この衝動ですっかり忘れていたが、包が無いことには本人も今さっきわかり、顔が真っ青になる。
「包…？」
クレアたんはそう呟く。
「ディスベアーが大事に作っていた石が中に入ってるんだ。アレが完成したらきっとみんなが喜ぶだろうと思って1ヶ月感ずっと…」
「包…あれ、どこで落としたです…？？人形？人形ならわかるです？？あぁでも人形は壊れたです…地下ですか？でも地下は危険だし…あわわ…赤い石…青い石…！！！」
相当混乱してしまっていて、今は話が聴ける所ではない。
「そう言えばジュダルくん、その石…地下に無かった？」
「ん？そうだったか？俺は何も覚えてないぜ」
「都合の言いこと言っちゃって…」
そう不満そうにブルー…アラジンという人は言う。
「その包、そんなに大事何ですか…？」
「ディスベアーにとってはな。私はまだ見たことないが」
するとシオンは立ち上がる
「ねぇその包とやら私達も探すわ！」
「…はい？？」
私はフリーズした…って
どれだけフリーズしてんだよ私は
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作者名：碧色と緑茶餅 | 作成日時：2017年7月13日 15時
