【おそ松さん】ぼくの365日戦記

28.しかし、それは花の様に散って逝きます1 ページ34

十四松side

十四松「止めなよ！」

ぼくは咄嗟にカッターを奪った。

すると、

バタバタッと誰かが此方へやって来た。

にーさん達だ。

璃里「松野君達っ。十四松君がカッターで私を……」

おそ松「嘘付くのは止めろよ。」

璃里「えっ？」

えっ？

もしかして、ぼくがいじめられてるって事に気付いてたの？

カラ松「"いじめられてる"十四松がお前を"いじめる"なんて考えにくいんだ。」

一松「本当はお前、自分で刺したんだろ？」

チョロ松「隠したって無駄d……」

璃里「違うっ！十四松君はずっと演技してたのよ！自分の机に落書きしたり、教科書自分で引き裂いたり。」

え？

え？

ぼくそんな事してないよ？

まぁ、にーさん達がこんなので騙される訳がないよね……

トド松「………十四松兄さん本当なの？」

あっ。

皆のこの顔は、

ぼくを"疑っている顔"だ。

ははっ。

期待なんてしただけ無駄なんだって。

チョロ松「ちっ違うよな、十四ま……」

十四松「そうだよ！全部ぼくがやったんだ！これでいい？満足した？」

ぼくはそれだけ言うと、走ってその場を去った。


神風特攻隊は儚くも散って逝ったんだ。

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