君を信じてみたいから

衝撃発言 ページ45

朝起きたら布団を畳んで、ベッドの皺を伸ばす。今日は食事当番じゃないか確認してから、一時間ぐらいランニング。
　小休憩を挟んで、着替えたら朝食へ。

　ちょっと差分はあるとしても、だいたいわたしの朝はこんな感じで始まっている。

　ても、今日はすこし、違った。

　ランニング五キロを終えて(もしかしたらここですごいとおもだてくださった方、いらっしゃるかもしれませんが誤解です。皆さん平気で20キロ走られます…)自室のドアを開けようもする、と、

「へ」「ああ、きたか。室長からお呼びがかかった。行くよ」

　いきなり射干玉の髪にヒスイのピアスが飛び込んできてかなり吃驚した。

　というか、室長から招集って、何かしてしまったのかな。もしかして、ろくに役に立っていないから勘当だろうか。

　足早に歩き始めた翠様の跡を追いかけながら、「あの」と声をかけた。

「なに」「っ、あの、」

　そして、端正で、冷たい目つきにギュッと心臓が縮こまる。ごめんなさい、と反射的に言った。

「いいから。なに」「あ、ごめんなさい、えっと、今日のご用件って、なんなんでしょう…？ご存知なら…えっと、その…」

　胸の前で手を組む。

(やっぱり、目が合わせられない…)

　こんな状態の女に質問されても、嫌なだけだろう。

　やっぱりなんでもありません、と打ち消すと、はあと大きなため息が聞こえた。

　キュッと心臓が縮まる。

　ああ、やっぱり。怒っていらっしゃる。

　自分のダメさに嫌気がさしたまま、室長室のドアをノックした。

♦︎♦︎

毎度恒例謝罪タイム。

ごめんなさい、テストがあったんです…！！更新がガラパゴスカメでごめんなさい…！！

本編に何の関係ない翠夢です。そして書きたいとこだけ書いたからまとまりがない

「あ、A。おはよう」「おはよう御座います、もみじさん」「ええ。…今日の朝食当番は誰だったかしら」「翠様です」「…」

「も、もみじさん…？お顔が…」
「気をつけなさいね、胃を壊さないようにね、胃薬渡しておくわ。ヒナギク特製の」「な、なぜそんなに？？！」「黒いから」「く、くろ…？」

【数分後】

「失礼します…あれ？みなさん、すごく顔に縦線が入っているような…」「…翠、言い訳は？」「何も」「翠様いらゃったのでふね！？」「噛んでる。」

「…炭よね、ほんとうに」「そうです…ね。でも食べます」「えっ」「せっかくですし…！」「…」

　その日、翠が少しだけご機嫌だったとか何とか。

おはなし→←平和ですね、珍しく

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