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雄也side





なんかゴソゴソ、近くから音がするなぁと
ぼんやり目を覚ますと、

どうやら保健室に他の生徒が来たらしい。





「どうしよ…

先生来るまで待つしかないか──」





なんか、可哀想?





───シャッ





「ぎゃあっ!ひっ、誰…?」





ベッドを仕切るカーテンを
勢いよく開ければ、壮大な悲鳴を上げて。





…失礼な、そこまで驚くか?





雄「そんな化け物を見たような
顔すんなって」





「あ、ごめん、

まさか人が寝てるとは…」





上履きの色が同じってことは
こいつも俺と同じ一年か。





伊野尾、と書かれたジャージから覗く
白くて細い腕は、自身の左足を抑えて
時折痛そうに顔を歪めてる。





雄「大丈夫?それ…」





慧「あー、うん、どうだろ…。

先生、居ると思ってたから…」





あぁ、それでさっき、
一人で湿布か何か探してたのか。





雄「あの辺に置いてあった気がするけど…」





言いながら近くのデスクの上や
引き出しをまさぐる。





" あ、ごめんありがと、" って
声を裏返しながら

風邪引いてんだか元々そういう声なんだか。





.





次の授業が始まる5分前の予鈴が
鳴り終わったときに、ようやく
それを見つけてそれを貼ってあげた。





「ありがと、ほんと助かった」





見た目の割に案外優しいんだね、と
目を細めて笑う彼は

肌が真っ白で、涙袋が大きくて、
おまけに身体も華奢だから
心底女に見えなくもない。





そういや、クラスの女子が
違うクラスに超可愛い男子がいる!って
キャーキャー騒いでたっけ。





確か名前は──『伊野尾 慧』。





.

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作者名:Jasper | 作成日時:2019年7月20日 9時

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