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涼介side





そうじゃなくて、「おめでとう」って
笑顔で背中を押してくれたんだ。





僻むことも、妬むこともしないで
自分の事みたいに嬉しそうな顔して。





.





その日、ようやく思い出したんだ。





俺がなんのために頑張ってたのか。





大「前のリハーサルで『頭くるくるの子』
って言われたんだけど」





慧「あははっ」





光「なにそれ、切ないじゃん笑」





大「笑うなよー」





侑「いいじゃん、分かりやすくて笑」





…こいつらのため。





くだらない事で腹抱えて笑って、
でもお互いを心から信頼してて。





圭「しかも、イヤモニから聞こえちゃった
っていうのが最大のポイントね」





裕「全員に聞こえたんだよね笑」





自分のことを気にしないで、
相手のことを1番に考えられるような、

根っから優しくて、温かい8人の仲間。





涼「ふふっ」





だったら俺は、そんな仲間の思いを
裏切らないようにただそれを掴めばいい。





雄「有岡くん、山田にまで笑われてるよ」





大「もう〜」





答えが見つかったなら、あとは信じて進むだけ。





涼「いいじゃん、くるくる!」





そう言ったら、みんながどこか安心したように
笑ってくれた。





.

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作者名:Jasper | 作成日時:2019年3月15日 13時

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