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雄也side
少し弾む足取りで皆が集まる部屋の扉をあける。
雄「えっ…」
なんで毎回こうなのか、やっぱり
" おかえりたかぎ "って声は聞こえなくて
代わりに見えたのは
有岡くんにもたれてソファに座る伊野尾くんだった。
雄「…どうしたの?」
ただ感じとったのは、そんな事
言ってる場合じゃないってこと。
侑「あ、ゆーや。
伊野ちゃんがね──」
.
状況を教えられたのはそれからすぐで
伊野尾くんが倒れた事と、
ただの少し疲れていただけで
もう心配はいらないということが伝えられた。
「ごめん、なんか疲れてたみたい…」
なんて、相変わらず彼はヘラヘラと笑って。
涼「だから、なんであの時
言ってくれなかったの」
慧「いや、まだ大丈夫かなぁーと…」
裕「でも大丈夫じゃなかったじゃん。
どうせなら倒れる瞬間見たかったのに…」
慧「…裕翔、それはなんか違くない?」
山田は伊野尾くんが黙ってた事が不服らしく、
裕翔はその瞬間を見れなかった事が
悔しかったらしい。
「くそぉ、真逆向いてたぜ」と
よく分からないことを言っている。
…確かに俺もちょっとだけ見たかった
気持ちがあるのが否まれないけど。
.
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作者名:Jasper | 作成日時:2019年3月15日 13時