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牛島side
中学での最後の公式戦、俺は遠目で女子の方の試合を見ていた。
その時ちょうど、去年も一昨年も、一緒に全国へ勝ち進んだ学校が試合をしていた。
｢ああ、若利、あそこで強いのは中野くらいだよ。｣
横にいた同級生にそう言われた。
｢中野？何番だ？｣
｢1番だけど、ベンチ座ってる。あのスタイル良くて可愛い子！｣
｢ああ、そうか。｣
女子とは当たらないから分からない。
でも、その中野って選手には見覚えがあった。
曲がり角、、
｢中野は、そんなに強いのか？｣
｢なんだ、若利でも女子に興味あるんだな笑｣
｢強いよ！この間テレビかなんかにでてたくない？｣
｢俺も女子なら中野がいちばん強いと思う！つーか可愛いし！胸でけーしな！！｣
みんなが次々に談笑の輪に入ってくる。
顔がどうとかよく分からない。
強いのにあいつは試合にでないのか？
その後は見てないが、トーナメント表を見る限り準決勝で負けたらしい。
不覚にも残念だと思った。
つい1週間前、そんな中野が白鳥沢に来ると聞いた。
なんでだ？うちの女子バレー部は強くはないが…
何か思い入れがあるのだろうか？
別に関係はない。
高校生になっても、俺は、俺のバレーをするまでだ。
入学式、俺は1年3組だった。
体育館で並ぶ際に、少し前の方で俺の名前を呼ぶ声がした。
『牛島くん！？』
大会の時、俺に叫んだあの声
｢呼んだか？｣
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ピンス(プロフ) - 面白いです！続き楽しみにしてます！！ (3月26日 9時) (
レス) @page21 id: a7fb103bed (このIDを非表示/違反報告)
ふみ - わぁ〜！！超イイ話です👍 高評価とコメントさせていただきま〜す (3月11日 23時) (レス) id: 567d5d614d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みあ | 作成日時：2024年2月22日 0時
