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支える側にまわるなんて、今まで思ってもみなかった。
『わ、私マネージャーなんてできません。
だってプレーする方が好きだし』
しまった。強気に出てしまった。
変に沈黙が続く。
｢コートの外から見て初めて、 気づくことだってある。｣
鷲匠先生は静かにそう言った。
自分の過去を思い出しているように、遠くを見つめている。
確かに、よく考えてみれば他に興味のあるスポーツもない。
バレーに携われるならそれでいいかもしれない。
よし、変なプライドは捨てよう…
『……やります。やらせてください、マネージャー』
先生は何も言わずに微笑んだ。
そうして私は、白鳥沢学園男子バレーボール部のマネージャーとなった。
到底、現実味を帯びない
｢支える側｣という感覚
しばらく練習をみていると、休憩の時に牛島くんがこっちにやってきた。
｢中野、最後まで見ていけ。｣
『うん』
そう言われて、練習が終わるまで先生に部室の紹介と部のルールについて説明をしてもらった。
マネージャーといっても、きっと選手よりはしんどくないはずだし、大丈夫だろう。
重いものを持つ時だけ、誰かに助けてもらおうかな。
正直嫌なら、途中でやめればいい。
でも、まずは選手の名前を覚えないと。
とりあえず同学年から！明日は瀬見くんとの特訓になりそうだ。
そんなことを考えてワクワクしていると、もうほとんどの人が帰路に就いていた。
残って練習しているのは牛島くんと瀬見くんと、
あと赤髪の男の子。多分ミドルブロッカーかな？
牛島くんの｢最後まで｣という言葉がいつまでなのか分からなくて、私は自主練もずっと見ていた。
これ、いつ終わるんだろう……
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ピンス(プロフ) - 面白いです！続き楽しみにしてます！！ (3月26日 9時) (
レス) @page21 id: a7fb103bed (このIDを非表示/違反報告)
ふみ - わぁ〜！！超イイ話です👍 高評価とコメントさせていただきま〜す (3月11日 23時) (レス) id: 567d5d614d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みあ | 作成日時：2024年2月22日 0時
