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第25話 ページ27

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「南南東!南南東ォ!」

「わかった!わかったから!」

『…た、炭治郎の鎹鴉は私の鴉の3割増で煩いね…』

「A!ウルサイ!」

「こら!」

『はは…』



と、炭治郎と共に南南東へ向いて歩いていれば、頼むよ!!と声が聞こえた。

…ま、まさか…!

声の主の方へ目を向ければ、金色の髪に、黄色の羽織を着た少年が、少女にしがみついていた。



『(あっ、あ、あれは…!善逸!なのでは…!!!!)』

「そうか、わかった!何とかするから!」

『えっ、あ、炭治郎!?』

「Aはそこで待ってて!」



と、知らぬ間に雀とやり取りを終えた炭治郎は、善逸の方へ向かって行った。

…これは…とりあえず見届けるか…。

と、笑いを堪えながら炭治郎と善逸の会話を聞いていれば、炭治郎に解放された女の子がこちらへやってきた。



「!貴女!あの人に近づかない方がいいです!危険ですあの人!」

『えっ、や、あの…』

「本当に気をつけて下さい!!」



と、鬼気迫る表情で言われ、はい…と返事をすれば、彼女は何処かへ行った。

…とりあえず2人のとこに行こう…。

と、歩き出せば、イィヤァァーーッ!と善逸の悲鳴が上がり、ふっ、と思わず笑ってしまった。

…堪えろ私…堪えるんだ…!平然と接しろ…!



『た、炭治郎、大丈夫?』

「A!」

「!?!ちょっと待て!お前ェ!こんな…!こんな可愛い女の子と何してんだ!」

『うわっ!』



私の姿を見るや否や、目の前に来て私の羽織を握る善逸。



「え、まじで、炭治郎!お前!なんでこんな子と一緒に居んの!?ふざけんなよッ!お願いします!俺と結婚して!」

『えっ!?』

「Aは鬼殺隊士だ!色々事情があって今は一緒に行動してて…「なわけないだろォ!」

「刀持ってねえし何よりこんな小さくて華奢な子が鬼の頸なんて斬れるわけ…」

「いや、斬ったぞ。それも物凄いスピードで」

「嘘だァ!……!!」



と、声を荒らげるも、恐らく私の背中に背負ってるのが刀だとわかったのか、弱々しく手を離した。



「か、刀だ…!」

「だから言ったろ?善逸、手を離してくれ」

『え、えと…善逸…?』

「ひゃっ、ひゃい!」

『け、結婚…する?』

「「えっ?」」



なーんて、冗談。と続けようとすれば、善逸がプシューと言いながら目の前で倒れるわ、炭治郎が真顔で、ダメだって言うわ、なんかカオスになった。



『じ、冗談だよ…?』

「なんだ冗談か!ならよかった!」

「おまっ、失礼だぞ炭治郎!!」

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ヘル - WW (2021年5月22日 0時) (レス) id: 8a8dc3fa13 (このIDを非表示/違反報告)
氷華 - 第45話で絶対たまたまだけど名前出て一人で喜びの舞踊ってた→見られてた→\(^o^)/ (2020年7月20日 0時) (レス) id: 0b06ea8062 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん(プロフ) - せりりんさん» コメントありがとうございます!嬉しいです(*^ ^*)更新頑張ります!! (2019年6月24日 18時) (レス) id: 17eabedad2 (このIDを非表示/違反報告)
せりりん(プロフ) - 感動しました!炭治郎流石って感じです! (2019年6月24日 17時) (レス) id: 60b1ee46a3 (このIDを非表示/違反報告)
せりりん(プロフ) - 凄いてんかいっすね! (2019年6月24日 17時) (レス) id: 60b1ee46a3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たくあん | 作成日時:2019年6月12日 0時

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