３０６話 ページ12
優「……っ」
赤羽「別に誰かを傷付ける訳じゃないし、祭りの射撃だと思ってやってみなよ」
赤羽は軽めのライフルを優に手渡すと烏間から教わった射撃法を教えてその場を離れた
後に引けなくなった優は烏間に助けを求めるが
烏間「外れても大丈夫だ、やってみるといい」
と生徒達の横に立った
優は緊張しながらも、風の強さや的までの距離、弾の弾道などを頭の中で簡単に計測すると目をつぶって撃った
優「…………」
一瞬の静寂の後、後ろからワッと歓声が上がった
矢田「浅野さん凄い！！ど真ん中に命中してる！！」
倉橋「ほんとだ！」
杉野「浅野やるじゃん！」
優はどう反応して良いのかわからず、ライフルをその場に置くと烏間の後ろに隠れた
烏間「…すまない、優さんは人見知りでな。今日の訓練は終了して家に帰ってくれるか、この後予定があって訓練指導が出来ないんだ」
倉橋「え〜」
中村「そっか〜、じゃあ帰ろ！浅野さんも一緒に帰る？」
優「……え」
突然の誘いに優は戸惑いを隠せず目線が下に動く
杉野「お、それ良いな！」
優「…え…と……」
烏間「優さんは既に帰る約束をしているらしい。また今度誘ってやるといい」
烏間の鶴の一声でE組の生徒達は、はーいと返事をして旧校舎から去っていった
烏間「…初めてであそこまでの正確さは驚いたな。もう少しやってみないか？」
優「……(ｺｸﾝ」
烏間「ならまずは目を閉じずに撃つところからだな」
その後およそ30分の間、優は烏間とマンツーマンで射撃を学び、基本的な動作は全て覚えてしまった
学秀との約束の時間まで迫り、優が1人で旧校舎を降りると烏間は直ぐに如月に連絡を入れる
如月『どうしたんすか？』
烏間「お前、優さんに射撃か何か教えたか」
如月『え、突然なんすか！まだ何にも教えてないっすよ！』
烏間は先程の出来事を事細かに説明した
如月『…マジですか』
烏間「ああ、あの子には射撃の才能があるかもしれん。もう少し様子を見て12月に実践に入れるよう調整しようと思うが」
如月『…分かりました。俺から浅野家に伝えておきます』
真面目なトーンで返事をして、通話を切る
烏間はグラウンドに残った中心部ばかりに穴が空いた的を眺めていた
烏間「……」
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朔良(プロフ) - 更新ありがとうございます！レオンさんの作品好きなので嬉しいです！続き楽しみにしています✨ (3月25日 19時) (
レス) id: 1241cd7bca (このIDを非表示/違反報告)
ミルメーク(プロフ) - 更新待ってます！！ (3月13日 20時) (レス) id: b3b06100e3 (このIDを非表示/違反報告)
nikonikomizuka(プロフ) - 続きお願いします！！ (3月4日 23時) (レス) @page15 id: b3b06100e3 (このIDを非表示/違反報告)
レオン三世(プロフ) - 月歌兎さん» 連絡ありがとうございます！！！！！新しく作品は書いてないです！（めちゃくちゃノロマ亀です）！似てる作品は沢山あると思うのでしょーがない！と思っていただけたらと思います！！ (1月23日 21時) (レス) id: 4dd7233d77 (このIDを非表示/違反報告)
月歌兎(プロフ) - AYANEさんという方の理事長の娘という作品です。タイトルも似ていて設定等も全く一緒ってわけではないですが疑問に思ってしまったのでコメントさせて頂きました。 (1月15日 0時) (レス) id: 6f7c05232e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レオン | 作成日時：2020年7月1日 0時
