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21話 ページ22

優はそこからは何も言わなくなった









平助「総司?総司ならもうすぐ見廻りから帰って……」









答えている途中から足音が聞こえてきた









平助「お、来たみたいだ!じゃあ俺は稽古に行ってくるな!」









平助はおにぎりを2つ残して部屋から出ていった









直後









総司「優ちゃん!!」









総司が勢いよく部屋に入ってきた









優「総……っわ!!」









そしてすぐに優を抱き締めた









優「…総司?どうし…「御免………」………」









小さな声だがハッキリ、そう言った









総司「僕があの時優ちゃんを無理矢理にでも連れて行ったら…こんな怪我を負わなくて済んだのに…」









優「総司は悪くないですよ…」









いつもより弱々しい総司に優しく応えた









優「総司は今回もちゃんと護ってくれましたよ。」









総司「………何も護ってなんか…」









抱きついたまま、顔を見せずにいる総司









優「あの時総司が来てくれなかったら、恐らく僕は壊れてました」









総司「………優ちゃん…」









総司は抱き締めるのをやめるとしっかり優の目を見た









総司「これからは絶対優ちゃんを護る。」









優「……本当ですか?」









総司「勿論、どんなことでも僕が優ちゃんを護って見せる」









優「そうですか……………僕、今とても金平糖が食べたいです」









総司「………は?」









突然、話を変えられ口が開いたままの総司









優「金平糖、買ってきてくれませんか?」









優は包帯が巻かれてある腕を見せて「まだ少し動かすだけでもツラいので」と言った









総司「プッ……!アハハ‼金平糖ね、買ってくるからちゃんと安静にしてるんだよ?」









優「早く帰って来なかったら安静にしません」









総司「じゃあ早く帰らないといけないみたいだ、いってきまーす」









総司はいつもの調子に戻り、金平糖を買いに行った









優「……………ッ」

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レオン(プロフ) - 燐タロさん» コメントありがとうございます!実はまだ落ちを決めていないのでこれから徐々に決めていこうと思います!(o^∀^o) (2016年1月20日 16時) (レス) id: 4d6cd55ed5 (このIDを非表示/違反報告)
燐タロ - 羅刹な主人公の今後が楽しみです!沖田さん落ちとか素敵 (2016年1月20日 9時) (レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レオン | 作成日時:2016年1月18日 7時

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