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20話 ページ21

右肩は歯形が大きく残っており、青くなっていた









山崎「優さん、痛み止めをしたいのですが…注射は……」









注射、という単語を聞いた瞬間、優は身体を強張らせた









優「ごめん…なさい、注射は………」









山崎「やはりそうですか……では痛いかもしれませんが、包帯を変えますね」









山崎はゆっくりと包帯を巻いていき、緩すぎず、きつすぎずに結んだ









優「ありがとうございました……」









道具を片付けている山崎に礼を言うと平助が走ってやってきた









平助「優!腹減っただろ!?飯持ってきたぞ!!」









優「平助……作ってくれたの?」









平助「ん?おう!!ずっと食ってねぇだろ?」









優「ずっと………僕どのくらい寝てたの?」









平助「2日間だよ!」









優「2日………」









山崎「では俺はこれで」









平助「あ!!山崎君の分もあるから一緒に食べようよ!」









山崎が部屋から去ろうとすると平助が止めた









山崎「では1度道具を片付けてきます。二人は先に食べていてください。」









平助「分かった!」









平助はお皿からおにぎりを取り優の口元へやった









平助「ん!」









優「………?」









平助「怪我してるだろ?食べさせてやるよ!」









優「…………」









優は落ち着いたまま、口元にあったおにぎりを左手で取った









優「左手で食べれるよ?クス」









平助「………あ!!!」









優「平助気付かなかったの?」









平助「イヤ………き、気付いてた!!」









優「絶対嘘だ(フフッ」









優は笑顔で食事を食べた









平助「美味いだろ?」









優「うん、初めて食べた時より凄く美味しくなった」









平助「だろ!?」









優「上手になったね……」









優はおにぎりを1つ食べると平助の頭を優しく撫でた









平助「ちょっ!!!」









優はずっと平助の頭を撫で続けた









優「平助………1つ、聞いて良いかな……」









優は撫でるのを止めると静かに手を布団の中に入れた









平助「ん?どうした?」









優「総司…………は……」

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レオン(プロフ) - 燐タロさん» コメントありがとうございます!実はまだ落ちを決めていないのでこれから徐々に決めていこうと思います!(o^∀^o) (2016年1月20日 16時) (レス) id: 4d6cd55ed5 (このIDを非表示/違反報告)
燐タロ - 羅刹な主人公の今後が楽しみです!沖田さん落ちとか素敵 (2016年1月20日 9時) (レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レオン | 作成日時:2016年1月18日 7時

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