1話 ページ2
優「土方さん、これまとめておきました」
此処は新選組屯所
白く長い髪を高い位置で1つにまとめている者が新選組副長、土方歳三のもとへ資料を提出しにやって来た
土方「優か、ご苦労だった。今日はもう休め」
一通り資料に目を通して訂正がないのを確認すると土方は優と呼ばれた者に仕事を終わるよう指示を出した
優「分かりました。」
土方「また身体を壊されたら大変だからな」
優「あれは平助が水を掻けてきたから風邪をひいただけですよ(苦笑 」
土方「そうだが…今夜は寒いからな、しっかり布団掛けて寝ろよ」
優「はい。おやすみなさい。」
静かに障子を閉めて、優は自室へ戻っていった
優「あれ………平助?」
廊下を曲がり自室に入ろうとすると庭で平助が鍛錬していた
平助「お!優じゃねぇか!どうしたんだ?」
優「いや…もう夜遅いのにどうして鍛錬をやってるのか…と思って」
すると平助は素振りをやめ、縁側に座った
そのまま寝転ぶ平助を見るとたくさんの汗をかいていた
優「!!汗が……!」
汗をかいている平助に優は自分の袖口で拭き始めた
平助「うわっ!!ちょ!優やめろって!!汚いんだからよ!!自分で拭くから!」
優「多分やらない。風邪惹きそうだからこうやって僕が…」
平助「子供じゃねぇって!!俺はもう大人だ!!」
バッと優から離れて「風呂に入るからそれでいいだろ!?じゃあな!おやすみ!」と言い、走っていった
優「………」
優は平助が走っていった方向を見続けていた
?「優〜ちゃん♪」
優「ッ!!!」
突然声をかけられ肩を大きく揺らした優
総司「クスクス 僕だよ僕」
笑いながら優の後ろに居たのは沖田総司
優は目を見開いて止まっていた
優「…あ、……そ、じ…」
総司「ゴメンゴメン、驚かそうと思ったんだけど怖かったみたいだね?大丈夫?」
優「あ…うん、大丈夫」
優はそれだけ言うと部屋に戻っていった
、
総司「優ちゃん」
布団の準備を済ませ、灯火を消そうとすると障子の外から声が聞こえた
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レオン(プロフ) - 燐タロさん» コメントありがとうございます!実はまだ落ちを決めていないのでこれから徐々に決めていこうと思います!(o^∀^o) (2016年1月20日 16時) (レス) id: 4d6cd55ed5 (このIDを非表示/違反報告)
燐タロ - 羅刹な主人公の今後が楽しみです!沖田さん落ちとか素敵 (2016年1月20日 9時) (レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レオン | 作成日時:2016年1月18日 7時