仲良し ページ16
side治
ユキとシロを角名と銀に紹介しました。結果、めちゃくちゃ仲良くなりました。
え〜なんでなん。もちろん俺らの家に住んどるのは変わらんし、基本一緒におるんやけどなんか、あれやねん。ふとした時に一緒におるんよ。俺は角名と同じクラスやからシロは角名のところによく行く。ちなみにユキは銀に懐いた。侑の機嫌がよろしくない。俺も少しもやもやしとるから双子乱闘はいつもの二倍激しい。そんな日常がここ2、3日続いてます。夜寝る前にシロが楽しそうに話してくれる話題も角名や銀のことです。さすがの俺も辛いわぁ。そんな三日目の夜、俺の我慢も限界でした。
「シロ、シロ、おいで。」
『治?』
俺の隣に座って今日のことを話してるシロを呼ぶと素直に俺の膝に乗ってくる。
「なあシロ、俺のこと好き?」
俺はめんどくさい彼氏か!相手は幼女(狐)や!
『治のこと?だーいすき。』
はい可愛い。
「俺もシロのこと好きやで。でも最近角名とか銀のとこばっか行っとるから俺寂しいな〜。」
俺はこんな幼い子相手に何を言うとるんや。しかもバカ正直に。
『治、シロいなくて寂しい?』
「・・・おん、寂しい。」
『じゃあ、シロずっと治といる。』
「へ?」
『治が寂しいのやだ。シロが一緒にいて寂しくないなら一緒にいる。』
「いや、でも、シロも角名とかと一緒に居たい時もあるやろ?」
『治も一緒にいてくれればいい。』
きっぱり言われた。角名達には悪いがここまできっぱり言われると、シロの中での自分の優先順位の方が高いことが分かり嬉しくなる。
「そかそか〜。ごめんな〜急にこんなこと言うて。」
『いいよ。寂しいのは我慢しちゃダメなの。シロも治がいなかったら寂しいから。だから、これからもっといっぱい一緒にいる。』
「ん、ありがとうな。」
俺はいつものように、いつも以上に気持ちを込めてシロを抱きしめた。
44人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
真柴白 - どうして、終わり何ですか?続き気になります!!更新待ってます!!頑張って下さい!! (2021年1月14日 3時) (レス) id: b8cb4c9ad0 (このIDを非表示/違反報告)
りぼん(プロフ) - とっても続きが気になります‥‥‥…!!!更新頑張って下さい!!!! (2020年6月22日 11時) (レス) id: 597f7a3cde (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雨星 | 作成日時:2020年6月13日 22時