青の祓魔師「悪魔か人間か」～第1章～ (ページ7)

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５．ペロキャンには気をつけよページ7

～祓魔塾終了後～

燐「ふぁーーー・・・疲れた。」

勝「お前ほとんど寝てたやんけ」

燐「ね、寝てなんかねーよ・・・寝たふりしてただけだよ・・・。」

勝「あほくさ。ま、お前よりもっとひどい奴がおるけどな。」

と、いまだに寝ている雷羅の方に目をやる。

顔を伏せているため、表情が見えないがチャイムが鳴ってもピクリとも動かない。

勝(死んどるんとちゃうやろな。)

志「冬野さーん起きてはりますかー？」

燐「おい。冬野。起きろ！」

子「冬野さん。もう授業終わりましたよ。」

大きな声をだしても、体をどんだけ揺らしても、まったく起きない。

すると、揺らした振動で雷羅のポケットからひとつの棒付きキャンディが落ちた。

燐「？・・・ペロキャンか。」

志「そういや、いつも舐めてはりますね。」

燐「うまいのかな？ちょっと食べてみっか。」

と棒付きキャンディの袋を取る。

子「ちょ・・・奥村君、人の物を勝手にｔ」

燐「うげっ！！まっず！」

と、吐き出すような反応をする燐。

雷「人の物を勝手に食べるからだ。」

全「うわっ！！」

寝ていたはずの雷羅がいきなり起き上がる。

雷「まったく・・・人の寝ている時間に周りでギャアギャアと、うるさいぞ！」

全「す、すいません。」

雷「あと奥村。」

燐「は、はい。」

雷「それ、毒だから気をつけろよ。」

と、真顔で燐が持っている棒付きキャンディに指をさす。

燐「・・・・へぇ？(((((Σ(≡ω≡ﾉ)ﾉｻｻｻｯ」

志「ど、毒！？」

雷「まっ、嘘だけどな。」

燐の持っていた棒付きキャンディを取り上げ自分の口に入れる。

全「えっ・・・」(関節キス！？)

志「ちょ！？奥村君！！何してはるん！！」

燐「お、俺のせいじゃねーよ。」

そして、全員で雷羅に目をやる。

雷「なんだ？」

全(こ、こいつ天然だ・・・)

燐「て、てかその飴まずくね？」

燐は単刀直入に言う。

雷「そうだな。まずいな。」

勝「はぁ？まずいんやったら食わんかったらええやん。」

雷羅はボソリとつぶやく。

雷「食わなかったら死んじまうからな・・・。」

勝「はぁ？今なんｔ」

勝呂が言い切る前に雷羅は立ち上がり教室を後にした。

雷「やっぱりまずいな。このペロキャン。」