検索窓
今日:14 hit、昨日:2 hit、合計:3,506 hit

215 事件。 ページ15



翌日。

終業のチャイムとともに、燐と志摩の歓喜が響き渡った。

「おわったー!」

「サラバ学校〜!」

やいのやいのいいながら会場へ移動すると、しえみが満面の笑みで、用意したモミの木を指さした。いわく、ツリー用意したよ。

「本物じゃない!」

「つーか下ニーちゃんじゃん!」

「コエエ!!」

しえみは自慢げ。驚く顔が見られて嬉しいらしい。

「さて、パーティの準備始めるか」

「おー!」



並ぶちらし寿司、から揚げ、サラダ、美しくデコレートされたケーキ、エトセトラ。ハシゴまで使って飾り付けた部屋と、土台がニーちゃんのツリー。

がんばったそれらは今、ぐちゃぐちゃのボロボロになって、無残な姿になっていた。なんのことはない。ニーちゃんが寝返りを打っただけなのだが、巨大なニーちゃん(腹に木が生えている)が寝返りを打って、飾り付けやテーブル諸々を巻き込んだのだ。

そして発火。

「ウワーッッ!!?」

「うおおお!!」

「ケーーキ!!!!」

「しえみー!?」

「出雲ちゃーん!!」

地獄絵図。



「ハッピーメリークリスマス!」

「「「トゥーウィー!」」」

「トゥーオールやないか?」

あの後、なんとか生き残っていた食べ物を集め、旧男子寮に移動し、狭い部屋の中で鍋パーティーを開催した。

メフィストが乱入したり、いつの間にか宝がしれっといたり、きわどいサンタ姿のシュラが混ざったり、ライトニングが比較的小綺麗な姿で訪ねてきたりと大わらわだった。

おおよそみんなバカ笑いで、そんなのは気にもとめなかったけれど!

216 「 」。→←214 パーティ。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.4/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
13人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2020年12月10日 3時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アオ | 作成日時:2017年12月5日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。