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「ふざけんなよ！！」
「は？お前も意味わからんねん」
公園の方からは、ドスのきいたそんな会話と、殴り合う痛々しい音が聞こえてくる。
耳を塞ぎたくなる。ただ怖かった
う「はいはい、お前らそこまでにしとけ」
公園についた瞬間、なんの抵抗もなく二人の間に入って喧嘩を止めるわたる。
はぁはぁと息の切れた二人の顔は、赤く腫れ上がっていたり、血が出ていたりしていた。
『坂田さん…！！』
『なんでこんな無茶するんですか…。』
さ「Aちゃんが好きやからとしか言いようないやん？」
怪我だらけの顔で微笑むもんだから、ゆっくりと彼の頬に触れる。
冬の風を受けて冷たくなっていた。
『私は…坂田さんが怪我するのは嫌です』
涙がポタポタと溢れ出てくると、親指で優しく拭ってくれる彼。
私の為に傷を作られるのは、隠し事されるよりも何十倍も嫌。こんな綺麗で白い肌に赤なんて目立って仕方ないし、見てるだけで痛々しい。
う「まーしぃありがとな。」
し「とめれんでごめん」
う「大丈夫、とりあえず、二人の手当しねぇとな」
そんな会話が聞こえたと思ったら、センラくん！！と叫ぶ聞き慣れた声が遠くから聞こえた。
パッと振り返ると、そこにはさとちゃんがいたんだ。
友「センラくん！大丈夫！？…坂田くんでしょ、怪我させたの」
キッと彼女は坂田さんを睨みつけて、頬を叩いた。
べちんっと公園中に音が響くのと同時にプチンと私の中で何かが切れた音がした。
『…なにしてるの』
友「は？」
『坂田さんを叩くのは間違ってる！
坂田さんは、私の為に…。』
友「…いや、私の為にってお前自意識過剰すぎ。てか、お前の為だとしても暴力は無いでしょ」
確かに自意識過剰だし、暴力はないけど。だけど、彼の優しさを踏みにじるような行動は絶対に許さない。
『…じゃあこっちも言わせてもらうけど』
『あの電話は何のため！？嫌がらせ？笑えるんだけど。
そういうとこだいっきらい！！
センラさんと付き合ってるなら勝手にしてよ！私を巻き込まないで！！』
セ「は…え、付き合ってる？」
友「…っ、もういい！いこ！センラくん」
セ「ちょっと待って、付き合ってるって何？」
『そういうことしてたじゃん！わざわざ電話で知らせてくれてありがと。お幸せに。』
グイッと、坂田くんの腕を肩に回して、あるき出した。
行こ、というとついてくる、わたると志麻さんに1言謝罪を入れて公園から私達は出た。
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タシア松(プロフ) - 紫苑さん» こちらにもコメントしていただいてホントに感謝しかないです、、。ゆっくり更新ですが、これからもよろしくお願いします (2021年10月26日 6時) (
レス) id: 63758ca099 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - ドソキでツボっちゃいましたWとても面白かったです！これからも面白い作品待ってます！ (2021年10月26日 1時) (携帯から) (レス) id: d13b409c87 (このIDを非表示/違反報告)
タシア松(プロフ) - ちょこまみれさん» ありがとうございます！ (2021年1月24日 13時) (レス) id: 2434cd9a85 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこまみれ(プロフ) - 素敵です (2021年1月24日 13時) (レス) id: 53f0e78d36 (このIDを非表示/違反報告)
タシア松(プロフ) - さとうさんさん» ハラハラできるようにかけていたなら良かったです…。少し自信がなかったので、。嬉しい褒め言葉本当にありがとうございます！これからも日々成長していけるよう頑張りますので、よろしくお願いします！！ (2020年3月29日 12時) (レス) id: 73485a3048 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タシア松 | 作成日時：2019年12月21日 19時
