不良少年【センラ】

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『友情の好きと、恋愛の好きの違い。』



そうかかれたサイトをタップすると、いくつかの項目があって、それを選択していくという、所謂「診断」とかいうものだった。


まず、センラさんと仮定してポチポチと当てはまるものを押していく。



『…あともう一息、もう少し深く関われば好きになるかも。』




そうかかれた結果の下には、更に詳しく解説されていて、こと細かく文章に目を通していくと、全てが綺麗に当てはまっていて、まだ出会って日が浅いとか。

二人きりじゃなくてもいいけど、たまには、二人きりになってみたいとか。


相手から、恋愛的な欲求をされても断れないとことか。



驚くほどに、納得できた。






坂田さんと仮定してやってみると、センラさんとは全然違った。




『恋愛感情と錯覚してしまう友情関係かも。』




下の解説されているのに目を通すと、相手に良いところが多すぎて、それが好きだと錯覚してしまっている可能性が高いらしい。

言ってしまえば、全然好きじゃなかった人から告白されたら、意識してしまう、みたいなそんな感じ。



私も坂田さんからの行為に気づいていたから、こうなってしまったのかもしれない。





『…謝ったほうがいいのかな。』




坂田さんに謝ったほうがいいのだろうか。
逆に私が坂田さんの立場だったとして、もし謝られたら、は？ってなるし、正直ムカつく。

だったら、黙っていたほうがいいのかな。

坂田さんが好きだと言っておきながら、センラさんの方に行くのは、最低な行動なのかな。





『もう寝よ…。』





考えるのを放棄して、私は眠りについた。

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