６.現実＝悪夢 ページ7
『レオ、先輩……？』
レオ「もう…コイツ、あんずは……」
『う、嘘、ですよね……？』
レオ「もう…死んでんだ……」
そ、んな………嘘だ…
『ねぇ、嘘って言ってくださいよ……？』
レオ「それ……もう、離せ…」
レオ先輩は私が抱いているあんずちゃんの頭を
指さして言った。
『い、や……嫌だよ…』
ｷﾞｭｯ
更に強くあんずちゃんの頭を抱きしめる。
レオ「A！いい加減に……しろ…」
こんなに弱ってるレオ先輩は……初めてだ…
『ｯ……ごめん、なさい…』
そっとあんずちゃんの頭を離す。
その上に日々樹先輩が素早く布をかける
恐らく、最年少の子たちに見せないためだろう
英智「移動、しようか…」
零「そうじゃのう……嬢ちゃん、立てるか？」
『は、い……』
零さんが私の手を引く。
ゆうた「……こんなの…悪夢だよ」
ひなた「…夢じゃない、現実だよ……ゆうたくん」
夏目「…もうその話はやめようカ」
ふと、私の目がある人にいった。
『スバル…くん？』
明星「……あんず、何で」
そっか……あんずちゃんとスバルくん、付き合ってたんだ
北斗「……行くぞ」
明星「ホッケー……何で…みんなそんなに………」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿平気そうなんだよ
晃牙「そんなわけねぇだろ！？」
朱桜「ひっ……」
創「や、やめてください………」
二兎「大丈夫だ……大丈夫らから…」
明星「じゃあ何でそんなホイホイ場所移動なんてできるんだよ！？」
『スバルくん……落ち着いて…』
明星「大切なプロデューサーだったじゃんか！！」
お願い、もうやめて……
明星「どうでもよかったのかよ！？」
『もうやめてｯ！！！！』
零「嬢ちゃん……？」
『司くんたちが…怖がってるよ……』
朱桜「お姉様…」
明星「っ……ごめん」
『早く、移動しよう……』
ｷﾞｭｯ
桃李「A……A…！！」
私を抱き締める腕が震えてる。
怖いんだ…でも、それは此処にいるみんな同じ
『大丈夫、大丈夫だから……』
遊木「Aちゃん……手、震えてるよ？」
真緒「そうだ。無理すんな」
『ごめん…でも……私は大丈夫』
私より、怖がってる子がいるから……しっかりしなきゃ
英智「体育館、でいいよね…？」
誰も否定の声は出さない。肯定、という事だろう
私は黙ってみんなの後を付いて行った
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作者名：みあ@くーでたー | 作成日時：2017年4月14日 19時
