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your side
ザザッと雑音が響いた後、フィルターが掛かったように曇った声が聞こえる。
それは何度も聞き慣れた、部下の声だった。
『嬢王様！？何処にいらっしゃるんですか！？国王の命令です！今直ぐお戻りください！』
私は震える手でボタンを押す。
ピッと音が鳴って、わたしはゆっくりと口を開いた。
A「私はもうそちらに戻る気はありません。嬢王の座も、妹に譲ります。」
『何を言っているんですか！嬢王は貴方様です！早くお戻りください！そこら辺をウロついていると、《我々国》に首を取られますよ！？』
もうあちらに戻る気は無い。
何が、何と言われても。
ゾムさんに＿＿＿＿＿そう言われたんだ。
【ここにおって】って
A「もう一回言います。私はそちらに戻る気はありません。嬢王の座も、妹に譲ります。」
今度はきっぱりと、強く言い放つ。
すると、奥から「変われ」と声が聞こえ、ガタッと音がした直後、別の人の声が聞こえた。
今度はフィルターなんて掛かっていない。
低く、冷たく、鋭く。
突き刺さるような声だ。
『くだらない…そちらには戻らない？嬢王の座を妹に譲るだと？よく国王の前でそんな口が聞けるものだ。随分と偉くなったな？A。』
A「…っ！！」
ピッ。
反射的に手はボタンに触れていた。
もう何の声も聞こえない。
静寂が訪れると、私は力が抜けてベッドにもたれかかった。
あの冷たい声。
必死な部下の声。
周囲から聞こえる銃声。
何もかも全て忘れたかったのに。
国王の声は私の記憶を掘り起こすように脳内でリピートされている。
《随分と偉くなったな？A。》
もうやめて。
昔の風景が、思い出される。
これ以上考えると、あの時の感覚が蘇ってしまいそうで、私は全てを包み込むようにインカムをテーブル置いた。
下を見ると、カーペットに血が付いている。
汚しちゃった…
血も
汚れも
大嫌いなのに。
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CA(プロフ) - 有難う御座います。ゾムさん推しですか! ゾムさんカッコいいですよね…作品お褒め頂き有難う御座います! 次回作は我々ださんとワイテさん、書ければミナツドさんも短編集で挑戦してみようと思います。今後とも宜しくお願いします! (2019年1月25日 17時) (
レス) id: e970142f07 (このIDを非表示/違反報告)
幻 - 初コメ失礼します！ 私の推しのゾムが出てきているということで、この作品を拝啓させて頂きました。 凄く良い作品でした！ その他の作品などつくる時は、応援しています！頑張って下さい！ (2019年1月25日 0時) (レス) id: 8a2b72d70d (このIDを非表示/違反報告)
CA(プロフ) - Lemonさん» CA沼なんてあって良いんですかね……w多分中毒性有りませんよその沼(( でもすごく嬉しいです、有難う御座います!近々ワイテルズさんの新作を出すのでお楽しみに!有難う御座います!(^^) (2018年11月30日 22時) (レス) id: 016715647c (このIDを非表示/違反報告)
Lemon(プロフ) - CAさん» CA沼にハマりましたどっぷりと！ (2018年11月30日 21時) (レス) id: 5820e15656 (このIDを非表示/違反報告)
CA(プロフ) - Lemonさん» いつも有難う御座います(._.)嬉しくて「Lemonさんだ」なんて声を上げていました(( 感動を目指して書いたので、嬉しい限りです。有難う御座いました! (2018年11月30日 21時) (レス) id: e970142f07 (このIDを非表示/違反報告)
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