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「皆の者、大変待たせたな。これより第2回ディビジョンラップバトルを開催する。

本日の試合は準決勝、
第1試合、イケブクロディビジョンBuster Bros!!! VS オオサカディビジョンどついたれ本舗!

第2試合、シンジュクディビジョン麻天狼 VS ナゴヤディビジョンBad Ass Temple、

第3試合、ヨコハマディビジョンMAD TRIGGER CREW VS シブヤディビジョンFlingPosse

ではこれより第1試合を開始する。
出場チーム、入場だ!」

無花果の合図により両チームが入場してくる。

すごく険しい顔をしてるBuster Bros!!!に対し、どついたれ本舗はニコニコ、簓に至っては会場に向けて手を振るファンサまでしてた。

盧笙は緊張してるのか、少しばかり歩き方が硬い。零は相変わらず余裕よ表情で悠々と入場していた。

ついに、始まった。

「それでは、第1試合、Buster Bros!!! VS どついたれ本舗!試合開始!」

無花果のコールと共に試合開始のブザーが鳴り響く。

1番初めに意外にも天谷奴零だった。

「よぉ、三兄弟。最初の相手はこの俺だ。仲良く親子喧嘩でもしようや

二郎と三郎はなんだ?兄貴離れはできたのか?まさかまだ兄貴が居なきゃなんも出来ねぇとはいわねぇよなぁ、あ?」

零が三兄弟を煽る。
細かいやり取りまでは聞き取れないが、Buster Bros!!!に火をつけるには十分だったようだ。

「3人順番に来い。俺がお前らの成長を見てやるからよ」

「くそっ、舐めやがって……いち兄!まずは僕から行きます。あんなクソ野郎僕1人で十分だっ」

「おーおー威勢は相変わらずいいねぇ。この前よりも良い奴、ぶちかましてくれよ。」

最初のバトルは三郎と零のようだ。
先行は三郎。豊富な知識から繰り出されるテクニカルなリリックはしっかりと零の精神に響きわたる。
しかし、零はまだ余裕の表情だ。

「ほお、前よりマシになった見てぇだな。俺も遠慮なく行くぜー」

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作者名:蒼依 | 作成日時:2022年12月11日 21時

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