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「お、こっちの紹介がまだやったな!俺はどついたれ本舗の白膠木簓!芸人やってますぅ!んでコイツがメンバーの1人、躑躅森盧笙や!」
「躑躅森です、よろしく。」
「んで、このちっこいのが、もう1人のメンバーのm……」
簓が四葉の紹介をしようとしたところで十四が驚いたように叫ぶ。
「えっ!?!?この女の子が3人目のメンバー!?そんなのありっすか!?!?」
「いや、あの」
続けて空劫
「おいおいまじかよ!簓お前いつからロリコンになったんだぁ?」
「いやいや、だから」
ギャーギャーと全く話の聞かない2人を獄が拳で黙らせる。
「馬鹿野郎!人の話は最後まで聞け!!!」
「っでぇな何すんだクソ弁護士!!!」
「ふええ…すみませんっす…」
本当に騒がしい人達だ。
「すまねぇ白膠木さん、続けてください……」
「あ、あぁ、こいつはもう1人のメンバーの愛娘なんよ。今は訳あって一緒におらんけどな。良くこうして俺らとつるんどるっちゅーわけや!」
「天谷奴四葉です。あの、よろしくお願いします。」
自己紹介出来てえらいというように、盧笙が四葉の頭を撫でてやる。
すると空劫が四葉の前にしゃがむ。
「四葉っつーのか!よろしくな!」
目つきは怖いが笑顔は人懐っこい空劫。ようやく緊張が解けたのか、四葉に笑顔が戻った。
それを見て満足そうな顔をした空却が立ち上がる。
「んじゃ、俺らは部屋に荷物置いてくるから行くぜ!簓、勝ち抜いてぶち当たったら全力でぶっ潰しに行くからなぁ!覚悟してろよ!」
「おう!その言葉そっくりそのまま返したる!歯ぁ食いしばっとけぇよ!」
2人はぐっと拳を突合せニッと笑いあった。
「ほんじゃあな!」と空劫たちは手を振りエレベーターに向かっていった。
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作者名:蒼依 | 作成日時:2022年12月11日 21時