8人の一般ピーポーが送る高校生活【おそ松さん】

第十五話『オムライスの卵は包む派？のっける派？』 ページ19

「おーい、出来たぞー……って、え？ど、どちら様でしょうか…？」

おいコラ、それは俺に言ってんだよな？喧嘩売ってんのか？よーし、面出ろゴラァ！！


「兄さん、お、女みたいだな」
『女"みたい"って何だよ』
「あ、いや…ソレがあるから……」
『ソレ？』


What？
あ、胸のことか。



「カラ松兄さん、顔真っ赤だよー！！」
「そ、そんなことないぞ！！それよりできたから運ぶの手伝ってくれ！」
「はーい！」


カラ松と十四松は台所に消えていった。何でカラ松は真っ赤だったんすかね？

ハッ！まさか女慣れしてないとかwwさすがDTw



心の中でだいぶ失礼なことを考えてると、十四松が戻ってきた。ほう、オムライスなのか。いい匂いだ。

十四松は丸いちゃぶ台に七つのオムライスを置いていく。一人でそんなに持って落とさないかヒヤヒヤした…。

カラ松はスプーンやらコップやらを持ってきていた。


「…A兄さんは僕の隣」


一松がこっち来て、と手招きしている。おぉ！今日はやけに一松のデレが多い！
前からこんなキャラだっけ？まぁ、どちらにせよマジ可愛い///

お隣失礼しやーす！！


『さすがに七人だと狭いなww』


ぎゅーぎゅーになりながら座ってるが、俺的には悪くない。むしろありがとうございますだ。

さっきおばちゃんの和菓子を食べたというのに、目の前のうまそうなオムライスを見たら、また腹ペコになってしまった。
早く食べたいと思い続けてたらｸﾞｳｩｩ…といい音がなりました、はい。

よりによって弟たちの前で鳴るとか！我慢しろよ、俺の腹の虫さんよぉ！！
ほら、皆さんポカンっちゅう顔で見てきてんじゃん。
そんな顔すんな！！自然現象だから仕方ないんだ！！！

俺だって抑えたかったわ！


「ふふ、僕たちも腹ペコだし早く食べよ」
「うん！いっただきまーす！！」


トド松と十四松のフォローのおかげで各々がいただきますと言って食べ始めた。

おぉ、チミたちは神なのかい？崇めさせておくれよぉ！！


「A兄さん、食べないの？」
「ん？食べる食べる」


マイエンジェルを崇めてたらチョロ松に呆れた顔で見られたゼww

さて、冗談はこれくらいにして俺も食うかな。

オムライスとか久しぶりな気がする…。最後に食べたのいつだっけ？とか思いながらカラ松の作った、見た目だけでうまいと分かるオムライスを口に運んだ。




…ふむ、文句なしの満点ものですな。最後まで綺麗に平らげましたよ。いや〜、うまかった。

第十六話『六つ子の個性が強すぎる件について』→←第十四話『可愛い弟のお願いは断れぬ！(鼻血)』

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