3ポン ページ5
友達「あ、そういえばA、」
「んー?」
友達「黒田くんにじゃんけん勝てた?笑」
昼休み。
友達と購買で買ったおにぎりを教室で食べながら雑誌の占いコーナーを見ていた。
「全然。この前勝ったのが記念すべき5回目だよ。」
友達「1日1回じゃんけん、もう半年以上やってるのに?笑」
「雪ちゃんが強すぎるんですぅ。」
私が弱いわけではないと必死にアピールしたけど、笑って友達は相手にしてくれない。
「だいたいさぁ、じゃんけんってその日の運だよ。」
友達「いやでもここまでくると、単純に運とか弱いとかじゃなくて、じゃんけんの神様に呪われてるんだよ。A。」
「え。そんなこと言ったら元も子もないよ。」
友達「あははっ、笑確かに。
…あ、でもあんた今月の占い1位だよ。」
「え!?ほんとに!?」
友達「えーっと、…ずっと悩んでいたことが思いがけない方法で解決しそう。小さなことでも見落とさないで。
ラッキーアイテムは、…シルバーネックレス。…だってさ、」
「おぉ…!!!」
この占いが当たったらすごいよ。
私がじゃんけんに勝ち続ける日が来るかもしれない。
「当たるかな。」
友達「さぁ?笑」
次の時間が体育なので、着替えて早めに教室をでて校庭にむかう。
靴を履き替えるとむわっとした熱気が昇降口から伝わってきて、外に出る気をなくす。
「あつい…。」
友達「わぁいいな。先輩たち水遊びやってる。」
「ちょっと水かけてくれないかなぁ。笑」
これから夏本番。
涼しそうだなぁ、と思いながら先輩たちがホースで水をかけあっている姿を前に通り過ぎていくと。
東堂「あ、やべっ、」
「うぉっ!?」
下品な声が出て。
勢い余ったホースの水が顔面に直撃した。
友達「だ、大丈夫!?A!!」
いや、ちょっと訂正。
少し離れて歩いてた友達は被害がないみたいだが。
髪から靴下まで全身びしょびしょという悲惨な事態が起こっていた。
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ウウ - ユキちゃん可愛いです!修学旅行とかも見てみたいです! (2016年5月24日 20時) (レス) id: b2e278142f (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 楼羽さん» 楽しんでもらえて良かったです^ ^黒田くんなかなか書く機会がないのですがぜひまた書いてみたいと思いますのでその時はどうぞよろしくお願いします^ ^ (2016年2月23日 1時) (レス) id: 0ea654eb96 (このIDを非表示/違反報告)
楼羽(プロフ) - バレンタイン編とっても嬉しいです!流石でした...黒田落ち作品が少ないのが残念だったのですが、あんずさんの黒田落ち作品に出会えて良かったなー!と時たま思います!これからも読まさせていただきます! (2016年2月15日 9時) (レス) id: e3b315eed7 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 雨宮ゆずさん» ありがとうございます。黒田くんはあまりキャラが掴めてないのですがそう言っていただけると励みになります^ ^また黒田くんを書く機会があればぜひ読んでみてください^ ^これからもよろしくお願い致します。 (2016年2月15日 7時) (レス) id: 0ea654eb96 (このIDを非表示/違反報告)
雨宮ゆず(プロフ) - あんずさん書くゆきちゃん本当に大好きです。ゆきちゃんは結構恋のライバル的なキャラで登場するのが多いので、もっとゆきちゃんに幸せになってもらいたいですね。笑またゆきちゃんの作品を書いてくださること、祈っています! (2015年9月26日 3時) (レス) id: 4206094240 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんず | 作成日時:2015年7月18日 17時