アラシ×ノ×ヨルニ ページ7
．
「おい、お前はレオリオ」
クラピカ君に軽々と正論を叩きつけられたレオリオさんに、船長が呆れながら口を開く。
もしかしたら、
軽薄そうに見えるだけでレオリオさんも何か重い過去を抱えていて、その復讐を果たすためにハンターの資格が必要だとか言い出すんじゃ……
「オレか？あんたの顔色をうかがって答えるなんてまっぴらだから、正直に言うぜ」
───────(ゴクリ)
「金さ！！」
後ろにバタンと倒れてしまいそうになるのを寸での所で防ぎ、
クラピカ君の時と同じようなことを言い出すと思っていた自分を1発殴ってやろうかと、心の中で頭を抱えた。
「金さえありゃなんでも手に入るからな！でかい家！いい車！うまい酒！！」
ガハハハハッと豪快に笑いながら、本能のままに志望理由を告白するレオリオさんに、
私はクラピカ君とはまた別の尊敬の念を抱きながら、彼を見ていた。
「品性は金で買えないよ、レオリオ」
「……」
クラピカ君がそう口を挟んだ時、
レオリオさんの表情がいっきに変わり、先程口を開けて大笑いしていた彼と同一人物とは思えない程の眼光で、クラピカ君を睨んだ。
「3度目だぜ」
2人の間に緊迫した空気が流れ出す。
船長は呆れた顔で2人を見ているだけで、特に何かを言うこともない。
隣のゴン君も、ピリついた空気を感じとってはいるものの何も口にすることはなく、
私もどうしたらいいのかわからず、ただ2人を見つめる。
「表へ出なクラピカ。うす汚ェクルタ族とかの血を絶やしてやるぜ」
「！」
レオリオさんの挑発とも取れるその言葉に、
流石のクラピカ君も堪忍袋の緒が切れたのか、血相を変えて顔を歪ませる。
「取り消せレオリオ」
「「レオリオさん」だ」
レオリオさんの「来い」と言う言葉で、操縦室から出て行ってしまった2人を船長が止めようと声を張り上げるが、
今の2人には聞こえているはずもなく、あっけなく扉が閉まる。
「オイ！オレの試験を受けねー気か！？」
「放っておこうよ」
焦る船長の声を制したのは、
パッと私の隣から消えていたゴン君で、いつの間にか台の上に腰を降ろしていた。
「オレには、2人が怒ってる理由はとても大切なことだと思えるんだ。だから止めない方がいいよ」
(なんて子だ……)
あの場を感情的に取るのではなく、客観的、第三者目線で俯瞰し物事を計って見ることが出来るなんて、普通あの年頃なら考えられない。
2人が出ていった扉を見つめていると、船長がこちらに振り返った。
．
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実珠 - あぴさん» はい！！とても楽しみです！！あーキルア格好いいなぁー！！！自粛明けで大変かと思いますが是非更新頑張って下さい、応援してますよ！ (2020年6月8日 22時) (
レス) id: 455069b8f0 (このIDを非表示/違反報告)
あぴ(プロフ) - 実珠さん» お久しぶりです〜今回もコメントありがとうございます^-^ 自粛明けて忙しくなりましたしね〜これから本格的にハンター試験も始まりますので、また読んでいただければ嬉しいです！ (2020年6月8日 14時) (レス) id: 672d662638 (このIDを非表示/違反報告)
実珠 - あぴさん» お久しぶりです！学校行ってて中々見えませんでした…まとめて読んだんですけど久しぶりだからか余計に面白く感じました！やばい！面白い！！これからも応援してます！ (2020年6月7日 19時) (レス) id: 455069b8f0 (このIDを非表示/違反報告)
あぴ(プロフ) - 璞さん» 初めまして、コメントありがとうございます！読んでいただき嬉しいです(^^)大変お待たせしました！私自身もやっと始まる〜！という感じです笑 全員キャラがいいんですよね……わかってくれる方がいて嬉しい…絵も褒めていただきありがとうございます、更新頑張ります^-^ (2020年6月5日 13時) (レス) id: 672d662638 (このIDを非表示/違反報告)
璞(プロフ) - あぴさんがみんな好きっていうのとってもわかります！！^ ^ 中でもアダルトリオはとっても素敵だと自分も思いました！、話は戻るのですが、、絵もとても素敵で本当に更新楽しみです、無理しないように頑張ってください（？）応援してます！！^ - ^ (2020年6月5日 0時) (レス) id: e8c51eabaf (このIDを非表示/違反報告)
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