ユメ×ミル×ザンキ ページ21
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「(うわっ凄い人！)」
私たち一行は、元々行くつもりだったザバン市を、人間に化けた凶狸狐の息子さんの案内で町中を歩いていた。
市場のような場所を抜けると、大きな広場に先ほどとは違いまばらに人が集まっている。
その道を通ると、目前に高層のビルが鎮座しており、横並びになった私たちはゴクリと喉を鳴らす。
「あれが会場か」
「うわーー！！」
レオリオとゴンの言葉に、私もその天まで届きそうな勢いのビルを眺めていると、少し離れたところにいた息子さんが、手に紙切れを持ちながら
「いや、こっちだよ」と、指を指した。
その声に振り向くと、あったのは隣の高層ビルとは桁違いの外観をした、どう見てもただの定食屋だった。(文字は読めないけど多分そう)
「冗談きついぜ、ナビさんよ。まさかここがハンター試験の会場だなんて言うんじゃねーだろーな」
「そのまさかさ、ここなら誰もあのハンター試験の会場だとは思わないだろ？」
．
なるほどなぁ。
確かに、普通なら隣のビルで試験が行われてそうなものだし、ナビゲーターの人に案内してもらわなければ、まさかこの定食屋が会場だとは見当もつかない。
私だったら、ハンターのこともよく知らないし、隣のビルに入って失格になっていたことだろう……怖ッ！
定食屋に足を踏み入れると、気前の良さそうな店主の「いらっしぇーい！」という挨拶と、味のある定食屋という感じの独特の匂いみたいなものが鼻をかすめる。
(本当によくある定食屋だ……)
「御注文はーー？」
「ステーキ定食」
ピクっ、
息子さんがそう告げると厨房で鍋を振っていた店主のこめかみが微かに反応して、私たちを見た。
「焼き方は？」
「弱火でじっくり」
───────おぉ！なんか凄い秘密組織っぽい！
多分ハンター試験者を選抜するための、ナビゲーターだけが知っているのだろう合言葉のような言葉を聞いて、
「あいよー」と店主が口にすると店員さんが奥の部屋まで案内してくれる。
しばらく歩くと、なかなかに趣のある小部屋に通され、テーブルに用意されていたステーキがここまで来れた祝福だと言わんばかりに、いい匂いを立ちこめさせていた。
「1万人に一人」
「？」
「ここにたどりつくまでの倍率さ。お前らなら、来年も案内してやるぜ、じゃあな」
息子さんがそう言い、部屋を出ていくとカチッという男がし、それを合図に部屋がまるでエレベーターのように下に下がっていった。
────────もうすぐ、ハンター試験が始まる。
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実珠 - あぴさん» はい！！とても楽しみです！！あーキルア格好いいなぁー！！！自粛明けで大変かと思いますが是非更新頑張って下さい、応援してますよ！ (2020年6月8日 22時) (
レス) id: 455069b8f0 (このIDを非表示/違反報告)
あぴ(プロフ) - 実珠さん» お久しぶりです〜今回もコメントありがとうございます^-^ 自粛明けて忙しくなりましたしね〜これから本格的にハンター試験も始まりますので、また読んでいただければ嬉しいです！ (2020年6月8日 14時) (レス) id: 672d662638 (このIDを非表示/違反報告)
実珠 - あぴさん» お久しぶりです！学校行ってて中々見えませんでした…まとめて読んだんですけど久しぶりだからか余計に面白く感じました！やばい！面白い！！これからも応援してます！ (2020年6月7日 19時) (レス) id: 455069b8f0 (このIDを非表示/違反報告)
あぴ(プロフ) - 璞さん» 初めまして、コメントありがとうございます！読んでいただき嬉しいです(^^)大変お待たせしました！私自身もやっと始まる〜！という感じです笑 全員キャラがいいんですよね……わかってくれる方がいて嬉しい…絵も褒めていただきありがとうございます、更新頑張ります^-^ (2020年6月5日 13時) (レス) id: 672d662638 (このIDを非表示/違反報告)
璞(プロフ) - あぴさんがみんな好きっていうのとってもわかります！！^ ^ 中でもアダルトリオはとっても素敵だと自分も思いました！、話は戻るのですが、、絵もとても素敵で本当に更新楽しみです、無理しないように頑張ってください（？）応援してます！！^ - ^ (2020年6月5日 0時) (レス) id: e8c51eabaf (このIDを非表示/違反報告)
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