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京本「で、そこにいる見た目善人ぶってるのが高地優吾」
高地「善人ぶってるって何だよ、…よろしく北斗、何かあったらいつでも相談しに来てね」
松村「ありがとうございます…」
ここに来て漸くまともそうな人が来た事に安堵の息を漏らす。
京本「北斗騙されない方がいいよ。こいつ、風俗街の元締めやってる傍ら武器の密輸入してるから」
高地「おいこらやめろ、そういうのは追々ゆっくりさ…あぁもう!北斗怖がってるじゃん!」
前言撤回、やってる事がまともじゃなかった。
京本「最後にそこでいっちょ前に足組んでドヤってるのがジェシー」
ジェシー「出会った記念に一杯飲まない?」
京本「ねぇうちバーでもクラブでもないんだけど!」
ジェシー「細かい事は気にしな〜い!」
京本「はぁ…これでもこいつ、この辺ではかなり有名なアメリカマフィアのNo.2なんだよね」
松村「No.2!?」
京本「わかりにくい?うーん、ジェシーに喧嘩売った瞬間に懸賞金1億の指名手配犯になる、って言った方がわかりやすい?」
松村「いやあの凄さは充分にわかったので…あ、ってか何で皆さん俺の名前、」
京本「さっき情報屋に教えてもらったって言ってんじゃん。名前と年齢とどの国出身ってくらいはもう教えてもらったよ」
兎にも角にもこの数十分でわかった事はある。
1つ目、自分はどうやらここで生きて行くしか選択肢がないという事
2つ目、とんでもない面子に拾われたという事
そして3つ目、この「街」はどうやらプライバシーというものが存在しないという事だ。
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ゆづ - 待ってました!本当に好きです!これからも頑張ってください!てか、このシリーズで文庫版が欲しいです!そのくらい好きです!(もし辞めることにしても、消さないでくださいね)いつも元気をもらってます。ありがとうございます (2020年8月26日 14時) (レス) id: deb2d46d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:湊都 | 作成日時:2020年8月22日 15時