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京本「で、どう思うよ。あの憐れな不憫ちゃん」
田中「いいんじゃない？正直男だからどうでもいい」
京本「樹に聞く程俺が馬鹿だと思う？」
田中「ちょっと〜！きょも〜！樹ちゃん泣いちゃうぞ！」
高地「勝手に泣いとけよ」
田中「ねぇ何！今日高地まで辛辣じゃん！」
ぎゃんぎゃん喚く田中を横目に、高地はうーんと1つ唸る。
高地「まぁ、面白そうな子だよね」
京本「しかも研究所、なーんかありそうじゃない？」
高地「横領の罪を着せられて、でしょ？政府さんと何かあるかもね。まあ希望的観測だけど」
京本「蓋開けたらしょぼい組織でした、みたいなパターン？」
高地「ぶっちゃけそっちの方がありえるでしょ」
紅茶を一口啜る高地と、机に項垂れながらこちらをじーっと見る田中に、京本はもう一度情報屋から貰った資料を見る。
京本「研究所、前からキナ臭いなとは思ってたけどねぇ」
田中「まぁこんなやべー街の傍に建てるくらいだし、人道に外れた事でもしてんじゃないの？」
京本「樹から人道って言葉が飛び出してくるとは思ってなかった」
田中「きょも！俺の事何だと思ってるの！」
京本「全生態系の最底辺」
田中「うーん！可愛いから許す！」
高地「単純かよ…」
キッと高地を睨みつけるも、高地は慣れたように「はいはい」と向かい側に座る田中を宥めるように頭を少し雑に撫でる。
高地「で、どうする？」
京本「勿論探るよ」
高地「だよねぇ。…暫く楽しくなりそうじゃん」
田中「…高地、腹黒こーちが出てるよ」
京本「当たり前。何の為にわざわざ一般人拾ったと思ってんの？」
田中「わぁ。うちの年長サマたちこわぁい」
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ゆづ - 待ってました！本当に好きです！これからも頑張ってください！てか、このシリーズで文庫版が欲しいです！そのくらい好きです！(もし辞めることにしても、消さないでくださいね)いつも元気をもらってます。ありがとうございます (2020年8月26日 14時) (
レス) id: deb2d46d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湊都 | 作成日時：2020年8月22日 15時
