貴方との思い出は永遠にpart２【あんスタ】 (ページ23)

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A)司君、どうしたの？そんなことないよ

朱)いえ、あります。私がleaderを怒っている最中に伏見先輩がAの傷の手当をしておりました。
本来は私がやるべき…でもそれがうまく出来ず辛い思いをさせてしまうかもしれません
もっと勉強しなければ

A)ちょっ大丈夫だよ。今回のはたまたまだし、ほら見て。浬が怪我した時用のミニ救急箱だってあるから自分のけがも自分で…あれ？

安心してもらうために救急箱を見せるが、さらにズーンと落ち込んでしまったのか頭を垂れ下げている朱桜御曹司
何か失言してしまったのだろうか、頭をひねって考えていると繋がっていた手が離れた

A)司君？

顔をあげた彼は、怒っているような泣いているような…そんな表情をしていた

朱)私はやっぱり…浬君には勝てませんか

A)浬？

どうして突然浬が出てくるんだろうか、私にはさっぱりわからない
浬はサッカー部の期待のエース一年、かっこいいけど不愛想だ。でもやっぱり一生懸命でサッカーだけは誰にも負けないようにって努力してるのをずっと見てきた

いつでも、私の味方でいてくれる大切な幼馴染

司君はどちらかというと可愛い寄りだ。桃李ほどではないけど無邪気だ。Knightsの一年生でアイドルとして一生懸命レッスンしたり。そんな彼を好きになった

２人ともいいところをあげればどんどん出てくるけど出せば出すほど私の中には一つの答えしか出てこない。

A)浬は浬。司君は司君だよ。どっちにも違う良さがある

朱)そうじゃないんです～…Aの馬鹿ぁぁぁ

右手を手に当て、嘆きながら
彼はもう片方の手で私の手を摑まえた。